ランヴォレ 2023
国:France (フランス)
地域:Coteaux du Lyonnais (コトー・デュ・リヨネ)
品種:Gamay (ガメイ)(ボジョレー)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオディナミ
SO2:瓶詰め時に必要最小限
度数:14%
インポータコメント
シリアスさと複雑さ、エアリー感が融合したヴィエイユ・ヴィーニュのガメィのキュヴェ。
バティスト自身によるキュヴェ名の説明
『L'Envolee ランヴォレ』とはフランス語で「飛び立つこと」を意味します。
このキュヴェは、他のキュヴェよりもシリアスで複雑でありながら、非常にエアリーな印象を与えてくれます。
それが、まるで 「L'air libre オープン・エア=戸外」で飛び立つようであることから、このように命名しました。
■生産者
Les Libere Terres (レ・リベール・テール)
本拠地:フランス・コトー・デュ・リヨネ
リヨン近郊で、感性を刺激してくれるナチュラルワインを造るバティスト・ナイランが新たな挑戦に乗り出しました。
「レ・リベール・テール」と名付けられたミクロネゴスのプロジェクトです。
温暖化による気候変動によって、近年多くのドメーヌが雹や霜、豪雨などで大きな被害を受け、収穫 量が大幅に減少し、ドメーヌとしての持続可能性が脅かされています。
このプロジェクトは、そのような危機感の中から、「献身的に自然を尊重しながらブドウを育むヴィニュロンに対して敬意 を表しながら、気候災害による制約から自身を解放したい。」との強い想いから誕生しました。
これはヴィニュロン達のワイン造りへの情熱を未来に存続させるための大きな挑戦なのです。
Baptiste Nayrand バティスト・ナイラン とは
1981 年生まれの Baptiste Nayrand バティスト・ナイランは学業を修めた後、化学関係のマーケティング・アナリストをしていました。
元々自然が好きだったため、自然にナチュラルワインを飲むようになりましたが、ある時、ピエール・オヴェルノワとマルセル・ラピエール、ジュリアン・ギィヨのワインに強い感銘を受け、自分もヴィニュロンになることを決意。
それまでの仕事を辞め、30歳でボーヌの醸造学校に入学。
その後、ジュリアン・ギィヨ(ドメーヌ・デ・ヴィー ニュ・デュ・メイネ)とミシェル・ギニエの下で研鑽しました。
そして、2014 年に生まれ故郷であるリヨン近隣のコトー・デュ・リヨネの Millery ミルリーで 1 ヘクタールの古木のガメィの畑を借りて、ドメーヌを設立しました。
初ヴィンテージは 2015 ヴィンテージで、僅か 3000 本の生産量からスタートしました。
コトー・デュ・リヨネは、ボジョレー南部とローヌ北部をつなぐ、起伏のある丘陵地帯のワイン産地です。
ドメーヌの現在の栽培面積は 8.37 ヘクタールで、ガメィ、 シャルドネ、アリゴテ、シュナンを栽培しています。
また、リヨンの南西の Coteaux du Gier コト ー・デュ・ジェール地区にピノ・ノワールを植樹して栽培を始めました。
植樹したブドウ木は全てフランスで最上のビオディナミの苗木家と言われている Lilian Berillon リリアン・ベリロンの下でマッサル・セレクションした苗木です。
品種毎の栽培面積は、ガメィ 5.67ha、シャルドネ 1.19ha、アリゴテ 0.53ha、ピノ・ノワール 0.39ha、シュナン 0.59ha。
畑はすべてフェルマージュ契約で借りている畑です。