アキッレ 2017
リリース待ち
国:Italy (イタリア)
地域:Piemonte (ピエモンテ)
品種:Barbera (バルベーラ)
Nebbiolo (ネッビオーロ)
タイプ:Red (赤)
度数:15.5%
インポータコメント
2018よりも強い年だったという事もあり、樽熟成を(2018よりも)約1年長く施しました。
「私の父が、このあたりでは最も素晴らしい立地の畑だと常々言っていた畑がここなんだ。それから何十年もの月日が流れているけど、この畑を手に入れられて、本当にハッピーだよ。」
と、ロレンツォが絶賛するコッレットという区画のブドウもアキッレに使うように。
■生産者
Case Corini (カーゼ・コリーニ)
本拠地:イタリア・ピエモンテ
ダンディーでロマンチストで、そしてお茶目な教授ことロレンツォ・コリーノのワイナリー、カーゼ・コリーニ。
彼、そして彼のワインとの出会いは色々な意味で衝撃的でした。
ボストン出身の女性で、イタリアワインへの深い造詣と、知らない造り手はいないんじゃないか、というくらいの顔の広さを持つ方がいまして、その彼女がロレンツォを紹介してくれたことがきっかけでした。
彼女曰く「バルベーラで酸化防止剤を全く使わないワインを造っていて、畑は恐ろしく樹齢が古く、とんでもないこだわりで農作業もしていて、etc…。
自家消費レベルでなくワインを造っている人で、そんなにこだわってやって、高品質のワインを造っているのに、造り手の間で語られることがない…。」
始めは、少し大袈裟なんじゃないかと思うほどでした。
そんなすごい造り手が、世に出ずに本当に埋もれているはずがないと。
しかし、2003年アンジョリーノの家で「ラ・バルラ1997」を初めて飲んだ時の動揺は今でも忘れられません。
「なんだこれ、バルベーラで造ったアマローネじゃん。」というようなことをコメントしたはずです。
完熟というより、過熟させたかのようなブドウの香り、恐ろしいまでの果実味、ヴォリューム、アルコールがあるのに凄く飲み進む…。
頭の中では?が付いたまま、数年経った2006年秋、ついに彼と出会います。
そうしたら話の合うこと合うこと!
農業に関すること、ヒトと自然…本当に腑に落ちることばかりで、会話が楽しくて楽しくてしかたがありませんでした。
ロレンツォは大量のエネルギー消費を伴う現代の大規模な農業に対して異を唱え、”持続可能な” 農業の重要性を地質学を専門とする学者の立場から説き、その証明の場として、家業でもあったブドウ栽培とワイン造りを行っているのです。