パンパネオ・アイレン アンセストラル 2019
国:Spain (スペイン)
地域:La Mancha (ラ・マンチャ)
品種:Airen (アイレン)
タイプ:Sparkling (スパークリング)
栽培:ビオディナミ
認証:ユーロリーフ
度数:11%
インポータコメント
2017年まではピエ・フランコのブド ウのみを使用し、ごく少量だけ DEDALOの名前でリリースしていた。
2018年は、自社畑からで、接ぎ木された樹齢70-80年のブドウも使用して いる。
スパークリングであっても、 ティナハでのマセレーションにはこだわっている。
■生産者
Esencia Rural (エセンシア・ルラル)
本拠地:スペイン・ラマンチャ
マドリードの南、ケロ村にワイナリーを持つ。地元消費用にワインを造っていたが、2002年にマーケットにおいて独自性を打ち出すため、エセンシア・ルラルという会社を設立した。
厳しく乾燥する気候のラ・マンチャだが、灌漑をしないため、40ha以上の畑を持ちながら、生産量は100,000本に届かない。
エセンシア・ルラルで使う、ブドウのほとんどは、樹齢100年を超す、アイレンと、テンプラニーリョで、ゴブレに仕立てられた平地の畑が地平線まで続く。
その畑の中に、かつての大量生産時代の遺跡ともいえる巨大な円筒状のコンクリートタンクを備えた協同組合のワイナリーがあり、ワイン産業の盛衰を感じる光景だ。
栽培・醸造家のフリアン・ルイスは、醸造を開始当初は、マーケットの要望に合わせ、醸造技術で管理されたワイン造りをしていたが、会社の設立と合わせ、自分の感性の向くままにワイン造りを始めた。
通常大量生産に向くとされるアイレンの古樹は、とても凝縮したブドウを少量実らせ、超長期のマセレーションをかけることで、独特の濃厚な味わいを持つ。
推し量れない要素も確かにあるが、フリアンのワインはラ・マンチャの自然とワイン文化への最大の賛辞なのだ。