ソーヴィニヨン・ガッタイア 2019
国:Italy (イタリア)
地域:Toscana (トスカーナ)
品種:Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン) 80%
Sauvignon gris (ソーヴィニョン・グリ) 20%
タイプ:Orange (オレンジ)
土壌:表土は粘土石灰と泥土。基盤岩は砂岩とシスト。
栽培:ビオディナミ
SO2:必要最低限
度数:14%
インポータコメント
オレンジがかった黄色の色合い。
黄色いフルーツや柑橘果物、白い花、湿った藁、 香草などの香り。
アタックはやや酸化のニュアンスを伴っているが、口中は生き生きとしていてナチュラルで冷涼感がある。
香辛料やバラを思わせる清々しい味わい。
フィニッシュには旨味と微かな塩気が感じられる。
■生産者
MICHELE LORENZETTI(ミケーレ・ロレンツェッティ)
本拠地:イタリア・トスカーナ
ミケーレ・ロレンツェッティは 2004 年からビオディナミのブドウ栽培と醸造のコンサルタントとして、グラヴネルやイル・マッキオーネ、ラ・ヴィショラなどイタリア全土の数多くのワイナリーのコンサルタントをしているイタリアのビオディナミワイン界では知らぬ人はいない巨匠です。
その彼がトスカーナ北部の冷涼な畑で造るワインが存在します。
栽培面積 2.7 ヘクタールで、1 つのワインの生産量は千本前後程度というミクロキュヴェです。
英米でもまだ輸入が始まったばかりのレアなワインです。
ドメーヌがブドウ栽培をするムジェッロはアペニン山脈の麓にある渓谷で、トスカーナでも極 めて冷涼な気候に恵まれています。
19 世紀にはブルゴーニュ出身の醸造家がピノ・ノワール などのフランスの高貴品種を栽培して、大きな成功を収めていましたが、フィロキセラによって 荒廃してしまいました。
ロレンツェッティは、この貴重な歴史を復活させるため、そしてこの地の大きな可能性を証明するために、ピノ・ノワールやシュナン・ブラン、ソーヴィニョン、リースリン グといったフランス系の冷涼品種を栽培してワイン造りに乗り出したのです。