ティンク セット 2019

  国:Spain (スペイン)
 地域:Cataluna (カタルーニャ)
 品種:Xarello (チャレッロ) 65%
    Parellada (パレリャーダ) 35%
タイプ:White (白)、Petillant Naturel (ペティアン・ナチュレル)
 栽培:ビオディナミ
 SO2:無添加
 度数:11.5%

インポータコメント
カカタルーニャ語で「強烈な喉の渇き」を意味するこのワインは、カヴァの呪縛に苦しめられて来たペネデス生まれのペット・ナット。

フルーツは変わらずXarello/Parelladaの65/35。
収穫はXarelloからスタートし、フルーツの温度がしっかりと落ちてからプレス。
約10日遅れで収穫されたParelladaも同様にプレス、品種に分けたタンクで発酵しています。
発酵スタート後15日後にブレンドしてボトリング。
1月上旬に澱引きし、1年余の澱熟成。

クリーンさが際立っていた2018ビンテージと比べると、ガブ飲み出来るライトさに変化はありませんが、青リンゴやフェンネルの様な深みが増した印象です。
シトラスの爽快さも健在、相変わらずワインを飲む楽しさをサポートしてくれる、偉大なヴァリュー・フォー・マネーなワインです。


■生産者
La Salada (ラ・サラーダ)
本拠地:スペイン・ペネデス
造り手:トニ・カルボ

カヴァの一大産地ペネデスで、永らく続くブドウ農園の跡取りトニ・カルボ。
大規模生産者に買い叩かれた値段でブドウを販売させられて来ましたが、このままでは自分達に明るい未来は無いと、自らワイン作りを始めました。

どのワインも飲み心地抜群で軽やかなステップを踏ませてくれる様なエネルギーに満ちており、それでいて欠陥的要素を感じさせない美しいワイン達。
このバリューは「経済が壊れた」国であるが故の悲しき状況が生んでいる事は否めませんが、同時にそこから力強く立ち上がろうとしている意志がそこにあるからこそ。

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