ブレ・タンドル 2019
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Chenin Blanc (シュナンブラン)
タイプ:White (白)
土壌:白泥灰土
栽培:ビオロジック
認証:ユーロリーフ
SO2:熟成時:20mg/L 瓶詰め時:30mg/L
度数:12.5%
インポータコメント
ロワール南部オワロン村、ブレは生産者の苗字でありフランス語で小麦でタンドル=優しいです。パスリヤージュするのを待ってから収穫後、プレスし重力で地下セメントタンクへ果汁を落とし発酵、糖を残すため熟成時にSO2を添加しました。
淡いゴールドホワイト色、桃のコンポートやパイナップルの香り、旨味を伴う口あたりに滑らかさと果実感、噛み応えのある味わいをアフターで楽しめます。
■生産者
Les Terres Blanches (レ・テール・ブランシュ)
本拠地:フランス・ロワール
作り手:ブノワ・ブレ
ソミュールの南、Deux-Sèvres(ドゥーセーヴル)県のOiron(オワロン)村に位置するレ・テール ブランシュ。
現当主のブノワ・ブレが、前のオーナーから引き継ぎ、この地に移ったのが2004年、ブノワが30歳の時でした。
醸造所や事務所に手を加え、畑内の上質な白泥灰土質の小丘「Terres blanche(白い土地)」からドメーヌ名を名付けました。
のどかな田園風景が続くこの地域で造られるワインは、Vin de Thouarsais(ヴァン ドゥ トゥアルセ)と呼ばれ、VDQSに格付けされています。
気候は温暖で降水量600mm以下と乾燥しているため病虫害も少なく、保水力の高い粘土質、石灰質、泥灰土などの土壌に恵まれています。
数区画に分かれる畑の面積は8.5ha、2008年からはビオディナミ農法を実践しています。
農夫であった父と小さなフォームに居住し自給自足を行っていたブレ家。幼き頃から兄弟と一緒に畑仕事を手伝っていたため、農薬を使用しないことの大切さや食べ物が生まれる軌跡を目の当たりにしてきました。
日焼けした肌に黒髪で大きな笑い声が印象的な妻セリーヌ、息子マキシムと娘シャルロット、愛犬「ディオニー」。
「家族のおかげでワイン造りに専念できる」というブノワが造り上げるワインは熟度が高く、豊かな骨格と優しい膨らみが特徴です。
2008年、アンジェのサロンでアルザスのビオディナミスト、マルク・テンペが「高貴ゆえに硬くなりがちなシュナンの果実味を柔らかく酸味と共にぶれない味わいに仕上げるブドウのポテンシャルと醸造センス」を賞賛しています。