[2560] CANTAPERDIUS 2019 CELLER NOU MES / カンタペルディウス 2019 セイエル・ノウメス

3,200円(税込3,520円)

カンタペルディウス 2019

  国:Spain (スペイン)
 地域:Cataluna (カタルーニャ)
 品種:Sumoll (スモイ)
    Tempranillo (テンプラニーリョ)
    Xarello (チャレロ)
タイプ:Red (赤)
 土壌:粘土・シルト・砂
 栽培:ビオロジック
 認証:ユーロリーフ
 SO2:無添加
 度数:13%

インポータコメント
「山鶉(うずら)が鳴く場所」という意味で、畑の名前。

アメリカンチェリー、ブルーベリーなど心地よい柔らかい甘みと丸み、うまみとともにスモイの柑橘系の酸が。
スイスイ心地よいバランスに感服。

除梗、ステンレスタンクでマセラシオン、アルコール発酵(6日間、22〜24°C)。
プレスし、フリーラン果汁のみを使用。
澱引きせず、澱と共にステンレスタンクで10ヶ月寝かせる。
SO2無添加。


■生産者
CELLER NOU MES (セイエル・ノウメス)
本拠地:スペイン・カタルーニャ
造り手:モイセス・ビルジリ



〜地理と畑〜

超有名DOのペネデスとプリオラートに
挟まれた超無名なラ・ノウ・デ・ガイア村。
海から4km、背後は山。
ずっと風が吹き、40度を超えた異常熱波の
2019年も30度ちょっとしかいかない。

純度が極めて高い石灰岩が長年に崩れたパウダー砂。
だから白い畑!ミネラルのミクロ的細やかさに繋がる。
現在トータルで14haのぶどう畑を所有している。
カバによく使われるチャレロをこの地ではカルトゥシャと呼ぶ。
しかし、カバ原料のチャレロとは趣がまったく違い、
ノウ・メスの畑では、カルトゥシャがゆっくりゆっくりと成熟する。
それゆえ、旨味、深みの凝縮が極めて品良く進む。
そこにパウダーミネラルが見事に絡み合い、
この蔵ならではの味筋に育っていく。

〜蔵元〜
村名ノウ=9と、常に進化したいモイセスの
心意気は「さらにプラスへ!!」でメス=+。

父が引退し2010年から継いで徹底的に畑をBIO化。
モイセス自身は、それまでも自然醸造家として活躍。
テロワールの違いによってぶどうの凄みが
躍り出るワイン造りを熟知していた。

それでも蔵元を継いだ当初は食べていけないので、
カタルーニャ中の尖ったナチュラルワイン(コスミックやエスコーダ、、、)
やオリーブ、食材を集めたかわいいショップを経営。
地元村民が量り売りでオリーブオイル、ワイン 、ヴェルモットを買いに来る。

〜醸造〜
重力を使って醸造。なんとプレス機が無い!
ぶどうの重さだけで流れ来るフリーランだけで醸す。
全て除梗し、破砕はせず粒は潰さない。
(いわゆるグラン・アンティエ(フランス語))
タンクに入れ、下の部分が重力で潰れて発酵が始まる。

SO2も人工酵母もまったく使わない畑の元気良いぶどうで初めにスターターを
造り元気な自然酵母を育ててから発酵を始める。

樽は使わず、スモイのみアンフォラを使用。 
(スモイは楕円形の粒のユニークな地元ぶどう。
元々熟しにくく、カタルーニャ地方のあらゆるところで
栽培されてきた量飲み用の多産品種。
タンニンが粗く酸がきつめなため、だんだん減った。
しかし、モイセスの畑では、見事にエレガンスの極み的スモイが熟す!)

モイセスはスパークリングワイン醸造でも、
瓶内2次発酵は同じ畑のジュースを加えるだけ。
門出のリキュールは入れないブリュット・ナチュール。 
だから正真正銘、全てのワイン造りは
純粋にナチュラルなぶどうだけが原料なのだ!

〜どんな人物?〜
モイセス・ビルジリ
尖ったナチュラルワインなのに、
多くの人が楽しめる価格を執念で実現!
無名の村から未来の超ナチュラルを切り拓く男モイセス。

モイセスとはモーゼの(十戒、海を割った伝説の)カタルーニャ語。
妻と娘2人に元気な父母。
意思の強さとは真逆に、優しい澄んだ目をした包容力を感じる男。


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