ラ・ベ 2021

  国:France (フランス)
 地域:Sud-Ouest (シュド・ウエスト)
 品種:Syrah (シラー) 90%
    Tannat (タナ) 10%
タイプ:Pink (ロゼ)
 栽培:ビオディナミ
 SO2:無添加
 度数:12.5%

インポータコメント
南西では珍しいシラーのロゼのキュヴェ。
『La Baie ラ・ベ』とはフランス語で、『ブドウの果実』や、港や海の『湾』を意味する言葉です。
セバスチャンはナチュラルワイン造りと同じ自由な感性でワインを命名しています。
このキュヴェは、海に行った時に日常の束縛から解放された気持ちから。


■生産者
Sebastien Fezas (セバスチャン・フェザス)
本拠地:フランス・シュド・ウエスト

セバスチャン・フェザスは 1984 年生まれ。
ボルドーで醸造学の BTS を修めた後、モンペリエ大学で国家醸造師の資格を取得。
その後、シャトーヌフ・デュ・パプのドメーヌ・デュ・グラン・ティネルや南仏のリュベロンのコーペラティヴ、オーストラリア バロッサ・ヴァレーのエルダトン、アメリカのバージニア州のマイケル・シャープス、バーレン・リッジ・ヴィンヤードなど様々な国とワイナリーで研鑽を積みました。
父の引退に伴い、2012 年にフランスに戻りアルマニャックとワインの造り手であった家業のドメーヌを継承しました。
ドメーヌでは土壌とブドウ木に生命力と抵抗力を与え、自然とのハーモニーとバランスが取れるよ うにビオディナミで栽培を行っています。
セバスチャンはビオディナミの知識はありませんでしたが、同じガスコーニュ地方でビオディナミでブドウ栽培を行っている Laurent Massartic ローラン・マサルティックと Dominique Andiran ドミニク・アンディランからビオディナミの基礎を学び、 強い刺激を受けたのです。
その後、書物を通して独学で学ぶ一方、MABD (Mouvement de l'agriculture biodynamique)に加盟して、ビオディナミに関する様々な講習会に参加して知見を深めていき、2012 年から 5 年をかけてドメーヌの畑を完全なビオディナミに転換し、満を持して 2017 年から自身のワイン造りを始めたのです。
ドメーヌはガスコーニュ地方の Courrensan クランサンの村に本拠を置いています。
栽培面積は 25ha で白ブドウ 6 品種、赤ブドウ 3 品種を栽培しています。
土壌は粘土石灰質で、品種毎の栽培面積は、コロンバール 7.5ha、シャルドネ 4.5ha、グロ・マンサン 3.5ha、ソーヴィニョン・ブラン 1.5ha、ユニ・ブラン 1.5、バコ 1.5、タナ 2.5ha、シラー1.5ha、メルロー1.0ha。
セバスチャンの栽培するブドウには、他のナチュラルワインの造り手達が大きな信頼を寄せており、フランツ・ソーモンやベルトラン・ジュセ、ボルドーのレ・シェ・デュ・ポール・ドゥ・ラ・リュンヌ などが毎年彼からブドウを購入しています。

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