ロッソ 2019
国:Japan (日本)
地域:Miyagi (宮城)
品種:Merlot (メルロー)
タイプ:Red (赤)
度数:10%
造り手コメント
2019 ヴィンテージの Rosso は、代表である目黒礼奈が仕込んだワインです。
2020 年より出産を控えて、2021 年に出産し、現在は積極的に表に出ることが少なくなりましたが、ワイナリーのグランドデザインや社内のシステム構築、新プロジェクトなどを元気に活動していますので、みなさまご安心ください。
さて、2019 年は、平年に比べると冷涼な年だったために、糖度が 2018 年に比べると、 低めではありましたが、その分、酸もしっかりと残り、より上品で、女性らしい繊細でエレガントなワインに育ちました。
醸造家・礼奈曰く、弊社のファーストヴィンテージである 2015 年をイメージして仕込んだとのこと。
ファーストヴィンテージは、ワインを初めて仕込むワインでしたので、 目黒浩敬が、おっかなびっくりしながら丁寧に仕込んだ結果、とってもピュアなワイ ンになったのは覚えております。
そして、2015 ビンテージを飲んで感銘を受けてくれた礼奈が、それをイメージして仕込んだのが、この 2019 年の Rosso となりました。
味わいも大野さんのメルローらしい程よいボリュームのあるボディと、滑らかなタンニンや、心地良い酸があり、余韻も長く続きます。
定期的にこの Rosso を観察しておりまして、最初の 2 年くらいは、控えめで穏やかな印象だったのですが、今年に入って少しずつ開いてきたので、リリースの運びとなりました。
しかしながら、まだ開きはじめなので、日によっては、閉じている間も否めないので、抜栓後 2 日から 1 週間おいて味わってみてください。
抜栓後の経過も非常に良くて、1 週間以上は持ちますので、グラスでの提供や、ゆっくり日を跨いで飲むのもお すすめです。
■生産者
Fattoria AL FIORE (ファットリア アルフィオーレ)
本拠地:日本・宮城
私たちは、宮城県川崎町で2015年からワインをつくっている農場=Fattoriaです。
蔵王連邦の麓にあるこの町はとても穏やかで、静かで、心地よい土地です。
畑と田んぼ、山と湖、小さな商店街とあたたかい人々。
訪ねてくださった方々が、この町の良さを感じてくださる時は本当にうれしいです。
「AL FIORE」は、代表の目黒浩敬が2002年仙台市内に開いたイタリアンレストランの名前です。
日本語で「一輪の花」を意味するAL FIOREということばには、
みなさんを魅了する一輪の花が、やがてタネをこぼし、
いつかお花畑のように、もっともっと多くの人々の幸せへと広がるように
という願いが込められています。
私たちのワイナリー「Fattoria AL FIORE」の活動は、レストランから始まった
AL FIOREの次のステージである「お花畑」の基盤をつくる第1歩です。
ワイン造りを通してご縁をいただいた素晴らしい仲間たちの活動を応援(支援)できる存在でありたいと思っています。
2014年、最初の畑を開墾した川崎町安達の周囲は耕作放棄と過疎化が進んでいました。
ここを人が集まる場所にできないだろうか? と考え、農園を開いてぶどうの樹を植え始めました。
志を持ったたくさんの人が集い、
誰もが対等な立場で、自然の恵みをいただきながらものを創造し、
その喜びをさらに多くの人と分かちあう状況をつくる。
この想いが私たちの活動の原点です。