[3520] Transhumancia Terrafurie 2021 Cotze / トランジュマンス・テラフュリ2021 コッツェ

4,400円(税込4,840円)

トランジュマンス・テラフュリ 2021

  国:France (フランス)
 地域:Roussillon (ルーション)
 品種:Carignan (カリニャン)
    Syrah (シラー)
    Muscat d’Alexandrie (ミュスカ・ダレクサンドリー)
タイプ:Pink (ロゼ)
 土壌:石灰岩
 度数:11%

インポータコメント
ブドウはサルス=ル=シャトーの畑のものを使用。
昨年はシャルドネとシラーのブレンドでしたが、シャルドネが強すぎてキュヴェがアンバ
ランスだったと感じたため、マカブーに変更することにしました。
やはりこの方が良かったと今回のブレンドに満足しています。
2種類のブドウは8月初旬の同日に収穫されました。
収穫直後、全房でグラスファイバータンクに入れて2日間発酵。
その後、ブドウは圧搾して果汁はタンクに戻し、冬の間は澱の上で過ごします (この段階でワインメーカーの介入はありません)。
そしてワインは6月の第1週に瓶詰めされました。
優しい酸味で、淡い赤色です。
ペシェ・ド・ヴィーニュ(ほぼ8月にしか出回らない桃で、通常の桃より平たく、熟した白桃とラズベリーの中間の味わい) と野イチゴの香りがあります。
実はこのキュヴェ、フランスでは軽い赤として販売されている
のですが、理由を聞いたところフランス人は淡いピンクではないとロゼと認めないらしく、もう面倒だから赤に分類しているそうです。
エチケットは環境問題への呼びかけであり、ウィルフリードの活動のようなものです。
地球温暖化で異常気象となり、彼はこの現象について警笛を鳴らしています。
近年、ブドウ栽培が困難だった全ての生産者にとって非常に心配している問題です。
雨、霜、雹、そして酷暑で乾燥しており雨が不足しています。


■生産者
Cotze (コッツェ)
本拠地:フランス・ルーション

ウィルフリードは長年レストランで働いた後、ワイン造りとナチュラルワインに興味を持ち始めました。
そこで彼はカルスにあるドメーヌ・アマガのピエール・ダノワに師事し、次にドメーヌ・マタッサのトム・ルッブに師事しました。
2019年に故郷のサルダーニャ地方(スペインとフランスの国境付近)で土地を購入する機会があり、その後高い標高のブドウ畑プロジェクトを立ち上げることにしました。
当初、彼のブドウの木は若すぎてブドウができなかったため、ルシヨン低地でブドウの木を購入し、山で育てることで最初のキュヴェを生産しました。
このプロセスは、最初のキュヴェの名前にインスピレーションを与えました。
「トランジュマンス」は、スペイン語で家畜を夏と冬で放牧地間を移動させる「移牧」のことです。
ウィルフリードは近年の地球温暖化をよく理解しているので、この「高地のブドウ畑」プロジェクトを考えました。
ローカルのルシヨン品種の代わりに彼は南仏では見かけない様々なセパージュ(モンデュース、アルテス、サヴァニャン、ピノ・ノワール、ガメイ、シルヴァーナー)でワインを造ることができます。

土壌はシルトで牧草地を畑にしており、ブドウの木は2020年5月に植えられました。
コッツェの最大の特徴はブドウ畑は3つの異なる標高で構成されていることです。
低地(1270m)ではシャルドネ、シルヴァーナーを、中腹ではピノ・ノワール、ソーヴィニョン、少し標高の高い場所ではシルヴァーナー、高地(1340m)ではピノ・ノワール、ガメイ、モンデュースと南仏らしからぬラインナップです。
ウィルフリードは2022年には低地で約2ha追加でブドウを植えようとしています。

ブドウは手作業で収穫しており、発酵は天然酵母のみ使用して行われます。

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