ブラン シンコ シエテ 2021
国:Spain (スペイン)
地域:Cataluna (カタルーニャ)
品種:Parellada (パレリャーダ) 60%
Macabeo (マカベオ) 40%
タイプ:White (白)
SO2:無添加
度数:
インポータコメント
21年は干ばつと高温が続いた夏でしたが春以降やっと9月に雨が降りました。
5区画からのマカベオと7区画のパレリャーダを5日間醸し、プレス機は持っていないのでプレスせずアンフォラとステンレスタンクで発酵・熟成しました。
グリーンイエロー色、グレープフルーツやライムの香り、柔らかいアタックに綺麗な酸が心地よい味わい、のど越しよくスッキリとしたアフターです。
■生産者
Jordi Llorens (ジョルディ・ロレンス)
本拠地:スペイン・カタルーニャ
ジョルディ・ロレンスが初めてワインをオフィシャルリリースしたのは2012年。
僅か数年の内にメキメキと頭角を現し一躍スターダムへと伸し上がった感が強い彼ですが、その道程は果てしなく⻑くうねったものでした。
1700年代の後半からタラゴナにあるブランカフォルトでブドウ農園としてその歴史をスタートしたロレンス一族。
脈々と受け継がれて来た15haに満たないブドウ畑のケアを一切の化学薬品に頼らない方法で健やかに行って来たジョルディですが、 その全てを地元農協へ格安で販売し細々と生計を立てていました。
日々の喜びをバンコントマテと地元ワインに見出していた彼に転機が訪れたのは、お膝元であるコンカデバルベラでコンベンショナルとは対極に位置するワイン作りを推進していたロマンスグレイの⻑髪を靡かせる男との出会いが齎しました。
エスコーダ・サナフヤのホアンラモン・エスコーダです。
ジョルディの育てたブドウが持つ類稀なるボテンシャルに夢中になっていたホアンラモンがジョルディへとオファーしたのは継続的なブドウの購入。
そして彼の元で働きながらワイン作りを身体に叩き込むオケージョン。
ホアンラモンだけでなく、 彼の盟友メンダールのロレアーノ・セレスも含めた現地2大巨頭を師と仰ぎつつ醸造へとのめり込む機会を得た訳です。
ジョルディのワインは師とブレンドこそ似ていながらも更に磨きあげられたかの様な、緻密さとフレッシュネスが内在する他に類を見ないスタイルを表現するに至っています。