オランジュ・イン・アルザス 2022
国:France(フランス)
地域:Alsace (アルザス)
品種:Pinot Gris (ピノ・グリ) 30%
Pinot Blanc (ピノ・ブラン) 20%
Riesling (リースリング) 25%
Gewurztraminer (ゲヴェルツトラミネール) 25%
タイプ:Orange (オレンジ)
栽培:ビオディナミ
SO2:無添加
度数:13.5%
インポータコメント
ワイン名はフランスの炭酸飲料「Orangina(オランジーナ)」の言葉遊び。手摘みで収穫後、ステンレスタンクにて10日間のマセラシオン。
澱とともに18か月熟成。無濾過、無清澄、亜硫酸無添加。
紅茶とコショウのようなスパイシーなアロマ。
口当たりは優しく、タンニンがとてもしなやかです。
砂糖漬けのオレンジとカリンのフレーヴァ―は密度があり長い余韻が楽しめます。
■生産者
DOMAINE ENGEL (ドメーヌ・エンゲル)
本拠地:フランス・アルザス
850年の歴史を持つオルシュヴィレール村のオー・クニグスブーグ城の麓に建てられてこのドメーヌ・エンゲルは、1958年に設立されました。
今現在は1995年生まれのピエールと、彼の兄であるジャックが経営しています。
畑作業は兄が、ピエールは醸造に情熱を燃やしています。
所有する13ヘクタールのうち8ヘクタールはグラン・クリュのプラエラテンベルグにあり、他はその周りを取り囲むように広がっています。
ピエールの叔父もドメーヌに参加しており、彼が生み出す設備はオリジナル物ばかり。
畑作業がよりスムーズに行えるため、ドメーヌの装備を独学で改良!
ピエールと兄のジャックは、大会などにも出場したほどラグビーが大好き。
二人はそれぞれ大学へ行き、ピエールは経営を学びます。
卒業後マルセル・ダイス氏のところで修行を始め、ジャックは銀行でしばらく働きます。
その後、ジャックはアンドレ・オステルタグ氏の元で学び、ブドウ栽培免許を獲得。
オステルタグの影響で、ジャックは畑にビオディナミを取り入れていおり、2022年からはデメテールラベルを取得。
彼らのファーストヴィンテージの2018年は、とてもジューシー。
2020年は、非常に暑く太陽が多かった年でなかなか難しいヴィンテージでした。
2021年は今までで最高の出来の年。
そして2022年は、暑くて太陽の年でしたが20年の経験を生かし、通常より一週間収穫を早めました。
彼らはワインによってラベルを変えています。彼の友達がデザインしたり、イタリアのアーティストに頼んだりとさまざま。
ピエールは直感やフィーリングを大切にしがら、ワイン造りに向き合っています。
「テロワールが生み出す、ピュアなワインを造ること」が彼の哲学。