オスタラ 2022
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Grenache (グルナッシュ) 70%
Syrah (シラー) 30%
タイプ:Red (赤)
栽培:オーガニック
SO2:10mg/l
度数:13%
インポータコメント
ネゴシアン・ブランド、「LA TANGENTE ラ・タンジェント」からのワイン。
初登場のキュヴェ。
「アンコール!」と真逆のセパージュであり、より長く熟成したもの。
樽に「Printemps=春」と書いていたが、Dard et Riboに同名のキュヴェがすでにあるため、イースター祭の名前「ostara」と名付けた。
品種毎に醸造。
30%は全房、70%は圧搾。
その後ブレンド。
フードル樽とアンフォラで8か月熟成。
わずかにオレンジがかったチェリーレッド。
苺シロップやグレナデンなど甘美な赤い果実味。
わずかにバニラエッセンスのようなニュアンス。
口当たりは丸く、しっとりとした質感。
ほどよい酸味が全体を引き締めており、艶やかで気品あふれるエレガントな味わい。
■生産者
LA TANGENTE (ラ・タンジェント)
本拠地:フランス・ローヌ
作り手:パトリシア & レミ・ボヌトン
2013年設立 2016初ヴィンテージ。
フランス・コート・デュ・ローヌ地方( アルデッシュ県)で、レミ・ボヌトンと妻のパトリシアが始めた新しいドメーヌ。
ラルザンは、仏語で「栗毛」を 表す通り、相棒である馬の手(脚?)を借りて、トラクターの入れないような急斜面の区画の畑仕事をすべてマ ニュアルで行っています。
SO2を含め、添加物は一切なし。
シグネチャ-ワインである、シラーのペットナット・ ロゼをはじめ、どのキュヴェもバランスのとれた洗練された味わいで、パリのワインシーンのみならず、海外のハイエンドな店でも注目されています。
彼らのワインを特徴づけるのは、 “トゥルノンの花崗岩Granite de Tournon”と呼ばれる特別なテロワールです。
約3億2000年前に起きた中央山塊の造山運動と地殻変動によって生まれた結晶質岩をふくむ変成岩が風化した土壌で、そこに植わるぶどうは、根が非常に深く地中に伸び、ミネラル分を吸収するといいます。
ドメーヌとローヌ川の間に位置する、ドゥー渓谷の北側のエターブル・モラン(39 4~410メートル)とエターブル・ラ・フォルシュ(345~365メートル)のひと続きの畑(合計約1ha)は、全体がトゥルノンの花崗岩土壌で、樹齢75~100年の古木のシラーは彼らの宝ものです。
よりローヌ川に近いトゥ ルノン・シュール・ローヌ村のサン・ジュストにある1haの畑は、標高は175~228メートルとそれほど高くないものの、急勾配で、トゥルノンの花崗岩と黄土が半々、白ぶどうに向いた土壌で、10%が樹齢28年のマルサンヌ 、60%が5年のマルサンヌ、30%が5年のルーサンヌを栽培しています。
ラベルのデザインも秀逸です。
ドメーヌものは、画家でもあるパトリシアが、いつも援助の手をさしのべてくれる人たちへの感謝をこめて「握手」の絵を。
友達のぶどうで造るネゴシアン・シリーズは、友達のアーティ ストに依頼した様々な作品をフィーチャーし、アートシリーズを展開しています。