カベルネ・フラン 2021
国:Italy (イタリア)
地域:Toscana (トスカーナ)
品種:Cabernet Fran (カベルネ・フラン)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオディナミ
度数:14%
インポータコメント
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、オープントップのタンクで野生酵母のみ で自発的に発酵させる。
酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他 の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。
温度管理も一切行わない。
2~3 週間の果皮浸漬の後、750L の大樽で 12 ヶ月熟成。
さらに 130L の Tava タヴァ社製のアンフォラ (低い温度で焼いて造ったもので、通気性が多少ある。)で 8 ヶ月熟成させた後、無清 澄・無濾過で瓶詰め。
さらにカンティーナのセラーで 12 ヶ月熟成させてからリリース。
SO2 は、 ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。
■生産者
I Mandorli (イ・マンドルリ)
本拠地:イタリア・トスカーナ
イ・マンドルリの歴史は、現当主の Maddalena Pasquetti マダレーナ・パスクエッティの父、 Massimo Pasquetti マッシモ・パスクエッティがスヴェレートに魅了されて土地を購入した 2002 年に遡ります。
カンティーナでは 2003 年に地所の北東~北西側にサンジョヴェーゼを、 2004 年には南西側にカベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フランを植樹して、2008 ヴィンテージからワイン造りをスタートしました。
ブドウ木はマッサルセレクションによる複数の苗木を植樹しました。
このため単一のサンジョヴェーゼの畑でも多様性が表現されているのが大きな特徴です。
設立当初からビオディナミでブドウを栽培しています。
現在の栽培面積は約 4 ヘクタールで、少しだけアレアティコ、マルヴァジア、ヴェルメンティーノも栽培しています。
現当主のマダレーナは、2011 年まで小学校で教師をしていましたが、家業のワイナリーに参画したことで、それまで心の片隅にあった自然と大地、そしてワインに対する情熱が強く沸き上がり、家業に完全に専念するようになりました。
マダレーナは、カルミニャーノのバッケレートのロセッラ・ベンチーニの下で修行してビオディナミを学びました。
そして現在は、ビオディナミのスペシャリストでワイナリー設立当初から栽培と醸造の責任者を務めているアンドレ ア・バルジャッキとともに、二人三脚でワイナリーを運営しています。