レ・ラロン 2020
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Syrah (シラー)
タイプ:Red (赤)
SO2:1g/ha
度数:13.5%
インポータコメント
全房で収穫したブドウと徐梗したブドウをミルフィーユ状に重ね合わせ11日間のマセレーション。
フリーラン果汁と8時間プレスをした果汁を共にステンレスタンクで熟成。
翌年春の瓶詰め時に、1haあたり1gのSO2を添加。
清澄・濾過はしない。
■生産者
Frederic Agneray (フレデリック・アニェレー)
本拠地:フランス・ローヌ
フレデリックはかつてパリで現代文学を学んでいたが、スポーツ番組の視 聴覚ドキュメンタリストとして働くために勉強を中断した。
その間、彼の余暇を満たしてくれるワインと出会い、ワインに対する想いは日を追うごとに強くなっていった。
その中でも彼の情熱を焚きつけたのは、無農薬栽培かつ亜硫酸塩無添加で造られる、いわゆる「ヴァン・ナチュール」 であった。
彼はパリにある様々なワインショップを訪問するだけでは飽き足らず、やがて気に入った生産者を直接訪問するようになった。
そのように生活をする中で、フレデリックは現代の農業の問題を指摘する一本の映画に出会う。
その際に抱いた嫌悪感とワインに対する情熱が結びつき、彼は自分でワインを造ることを決心する。
やがてフレデリックはロワール川南部アンジュー地区のモントルイユ=ベレにて農業の基礎を学び、その後5年間に渡りグラン ジュ・オ・ベール、クロ・ルジャール、ジョルジュ・ヴェルネ、マス・リビアンでワイン醸造の修行を積む。
その後、彼はワインを造るための土地を探しに南アルデーシュに移住。
探す土地の条件は、 良質なワインを生み出すことだけではなく、自然に囲まれ、彼自身が活き活きとした生活を 取り戻せることだった。
しかし、いくら探しても彼の心動かす土地に出会えることはなかった。
落胆が重なり、彼はさらに近くにあるガール地区で探すことを決めた。
ある日、3haの土地のオファーをもらい、その土地を見た瞬間、フレデリックはそれが自分のために用意された土地だと直感した。
大きな砂質土壌のテラス、海抜200m、オークの森に囲まれ北を向いた斜面。
ブドウ畑は剪定されておらず、それまでは農薬が使われていた畑ではあったが、 驚くほど多様な自然に囲まれていた。
すぐに契約を交わし、2013年12月から畑の手入れが始まった。
2014年の夏にはサブランに家を購入し、ガレージを改造し、ワイナリーに作り替えた。