グランシュー 2020
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Grenache (グルナッシュ)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオディナミ
度数:13%
インポータコメント
2023年1月販売したアイテムの再入荷となります。
以前に比べてそれほど大きな変化は伺えませんが、赤い果実のリキュールやベリーソースなどの風味が多く、エレガントな印象が引き出されてきているように感じます。
全房で15日間のマセラシオン。
コンクリートタンクで10ヶ月間発酵と熟成。
僅かにオレンジがかったルビー色。
グレナデンや赤い果実のドライフルーツなどやや充実感のある果実の香りに、赤い花などの華やかな印象が感じられます。
冷涼感のある清らかで繊細なミディアムタッチ。
それでいて口中に広がる風味は、グレナデンや赤いベリーソースなどの愛らしい甘やかさやエキス緻密さが伺えます。
張りのある酸が全体を支えながら軽快感を引き立て、赤い果実の豊かな風味にデーツのようなドライフルーツのニュアンスがほどよいコクや深みを与え、奥行きの感じられる仕上がりです。
抜栓当日は僅かにドライなタンニンが残りますが、2日目には液中に溶け込み突出することはなく、香りや風味がより豊かに広がります。
■生産者
Les Vigneaux (レ・ヴィニョー)
本拠地:フランス・ローヌ
アルデッシュの南 Valvignere ヴァルヴィニェール村で三世代続くワインの造り手。
現在は、クリストフとエレーヌの2人がワインを造っています。
2001年からビオロジック、2009年からビオディナミに移行して、土地の力を最大限に生かしています。
畑を案内してくれるときに鍬をもってきて土を掘り起こし、土の違いが葡萄の違いに、そしてワインの違いになることを熱心に教えてくれます。
ここ数年、ジェラルド・ウストリック(ル・マゼル)やジル・アゾーニなどが中心となって他の造り手を感化し、ヴァルヴィニエール周辺では沢山の若手が自然派ワインを造り始めています。
そんな激戦区でありながら、ヴィニョーはとても注目されています。
彼らを一躍有名にしたのはピノノワール。
南のピノノワールと聞くと大味を想像しがちですが、その果実味のフレッシュさ、繊細さに皆が驚きフランスで一気に評価を高めました。
その他の品種のワインもとても高いレベルで安定しています。
自然派ワインのファンはもちろん、そうでない方も誰もが安心して楽しめる貴重なワインの造り手です。