ジョセフ・アンヌ・フランソワーズ 2020
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Chenin Blanc (シュナンブラン)
タイプ:White (白)
栽培:有機
度数:12.5%
インポータコメント
ダイレクトプレスの後、グラスファイバータンクで発酵と熟成。
2021年7月瓶詰。
僅かに濁りのあるやや濃い黄色。
黄桃や熟した黄プラム、かりんやりんごのコンフィチュール、硬めのパイナップルなど黄色の果肉をイメージする果実香に、火打石、シュクレフィレなど芳ばしい香りが感じられます。
ほどよい甘みを携えた豊かな果実の風味が芳醇な印象で口中を覆うように広がり、旨味が絡み合う果実味を張りのある酸が伸びやかに先へと導きます。
アフターにかけて塩味がアクセントのように現れ膨らみのある果実を引き締め、蜂蜜やシュクレフィレの甘苦く芳ばしい風味などがコクや深みを与えます。
充実感のある熟した果実の風味と旨味、ヨードや貝殻などの様々な要素が調和し、フルーティーでありながら複雑で奥行きのある余韻の長い辛口の仕上がりです。
■生産者
Les Vignes de Babass (レ・ヴィーニュ・ド・ババス)
本拠地:フランス・ロワール
2010年に解散したグリオットの生産者2人のうちの1人です。
成長著しい彼らの会社は、やがては税金対策のため設備投資を増やすことになり、その設備を稼働させるためにブドウを他からも購入し、自分たちがコントロールできる範囲を超えて不本意な手順でワインを造ることになるかも知れないと判断し惜しまれつつも解散となりました。
それぞれ別の蔵元を立ち上げ小さなドメーヌとして再出発しましたが、二人の関係は今も全く変わっておりません。
セバスチャン・デルヴューは、18歳からブドウ畑で働きながら栽培の学校に入学、2年間在学した後に普通のワイナリーに就職しました。
そこで栽培と醸造の責任者を3年間務めました。
その当時にマルクアンジェリと出会い、ブドウの栽培とワイン造りに関して大きく影響を受け、彼のようなワインを造りたいといった気持ちを抑え切れず退職、自身のワイナリーを立ち上げる準備を始めました。
グリオット時代から引き継いだ畑から徐々に増え、現在は約4.2haの畑を所有しております。
セバスチャンは生産者達の中では兄貴的存在で、面倒見が良くとても慕われています。
彼から紹介した貰った生産者も多く、私達からも信頼のおける生産者の一人です。