バルバクーダ 2022
国:France (フランス)
地域:Jura (ジュラ)
品種:Gewurztraminer (ゲヴェルツトラミネール)
タイプ:White (白)
SO2:無添加
度数:13.5%
インポータコメント
王冠:ガスはありません。
買い葡萄を使用したネゴシアンラベルです。
アルザスのゲヴェルツトラミネールを除梗して1週間マセラシオン。
グラスファイバータンクで10ヶ月間の発酵・熟成。
中程度のオレンジ色。
ライチやドライアプリコット、アールグレイ、甜茶、柑橘ピールのほろ苦さ、ヒノキ、フュメ香などが混ざり合う複雑な香りを感じます。
優しい甘みが舌先を包み込む馴染み易いアタックで、香り高い充実した果実味に濃いめの紅茶を想わせる華やいだ風味やタンニンが絡み合いながら口中へと膨らみます。
アフターにかけてスモーキーな風味やビターオレンジ、ヒノキなどのニュアンスが抑揚や深み、複雑性を与え、奥行きの感じられる仕上がりです。
■生産者
Les Barbatruks (レ・バルバトラクス)
本拠地:フランス・ジュラ
作り手:マキシム・ランネイ&イザベル・デライエ
ドメーヌは2017年3月にマキシムと妻のイザベルと共に設立。
マキシムは醸造や栽培などとは無関係の家庭で育ちましたが、ワイン造りに興味を持ち、数年間Domaine Villetで働きました。
そこでは葡萄畑の仕事の価値と正確さを学びました。
その後、Alice Bouvotで2年間働き、アリスの素晴らしい味覚と知識によって、醸造についての多くのことを学びました。
現在はモンティニーやアルボワ、ピュピアン、モンマランなどに合計0.8haの畑を所有しています。
そのうち約60%がシャルドネ、その他はサヴァニャンやプールサール、セイベル、ピノ・ノワール、ガメイなどを栽培しています。
2020年からネゴシアンも始めており(レ・バルバトラクス)、アルザスやローヌなどの葡萄を使用し醸造も行っています。
葡萄畑の仕事は殆ど手作業で、できるだけ病気に対する散布も少なくしています。
収穫も手摘みで行い、葡萄畑で選果して、手動の垂直プレスを使用。
純粋なぶ葡萄ジュースを得る為にプレスは優しくゆっくり、発酵は野生酵母で行います。
殆ど全てのキュヴェはポンプを使わず、瓶詰めも重力によって行われ、亜硫酸も添加していません。
栽培から瓶詰め等に至るまで、丁寧に手作業で行うことを意識しています。
まだ生産者として経験という歴史が浅く、収穫の状況も毎年同じではないため、造られるキュヴェも様々です。
基礎にあるのは常に飲み易くあることで、実験的な挑戦も行いながらより希望に近づけるよう努力しています。
彼は中学時代、ラタ・ポワルのラファエル・モニエの(当時中学校の社会科の教師)教え子だったそうです。
ラファエルは、まさかマキシムがヴィニュロンになるとは不思議な縁だねと笑顔で語っていました。