イ・マンドルリ・ヴェルメンティーノ 2023
国:Italy (イタリア)
地域:Toscana (トスカーナ)
品種:Vermentino (ヴェルメンティーノ)
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
度数:11%
インポータコメント
ミディアムイエローの色合い。
グレープフルーツやレモン、ライムなどの爽やかな果物の香り。
まろやかでシュージーな口中にはマルメロや洋梨のニュアンスが感じられる。
余韻にも旨味が広がり微かなスパイシーさが残る。
手摘みで収穫したブドウを、手作業で除梗して、アンフォラで野生酵母のみで自発的に発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。
温度管理も一切行わない。
マセレーションの期間は4か月。
その後、マロラクティック発酵と熟成を行い、収穫翌年の初夏に無清澄・無濾過で瓶詰め。
SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。
アンフォラはトレンティーノにあるタヴァ社製のアンフォラを使用。
2024ヴィンテージは9/20〜9/21に収穫。
総生産量は3,200本。
2025年8月時点のSO2トータルは36mg/l。
アルコール度数は11度。
■生産者
I Mandorli (イ・マンドルリ)
本拠地:イタリア・トスカーナ
イ・マンドルリの歴史は、現当主の Maddalena Pasquetti マダレーナ・パスクエッティの父、 Massimo Pasquetti マッシモ・パスクエッティがスヴェレートに魅了されて土地を購入した 2002 年に遡ります。
カンティーナでは 2003 年に地所の北東~北西側にサンジョヴェーゼを、 2004 年には南西側にカベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フランを植樹して、2008 ヴィンテージからワイン造りをスタートしました。
ブドウ木はマッサルセレクションによる複数の苗木を植樹しました。
このため単一のサンジョヴェーゼの畑でも多様性が表現されているのが大きな特徴です。
設立当初からビオディナミでブドウを栽培しています。
現在の栽培面積は約 4 ヘクタールで、少しだけアレアティコ、マルヴァジア、ヴェルメンティーノも栽培しています。
現当主のマダレーナは、2011 年まで小学校で教師をしていましたが、家業のワイナリーに参画したことで、それまで心の片隅にあった自然と大地、そしてワインに対する情熱が強く沸き上がり、家業に完全に専念するようになりました。
マダレーナは、カルミニャーノのバッケレートのロセッラ・ベンチーニの下で修行してビオディナミを学びました。
そして現在は、ビオディナミのスペシャリストでワイナリー設立当初から栽培と醸造の責任者を務めているアンドレ ア・バルジャッキとともに、二人三脚でワイナリーを運営しています。