ロー・デ・フラー 2024
国:France (フランス)
地域:Auvergne (オーヴェルニュ)
品種:Gamay d'Auvergne (ガメイ・ドーベルニュ)(オーヴェルニュ)
タイプ:Red (赤)
SO2:
度数:11%
インポータコメント
オーヴェルニュの買い葡萄。
全房で3週間マセラシオン。
樽で6ヶ月間の発酵と熟成。
ルビー色。
野苺やドライ苺を想わせる甘酸っぱい赤い果実に、カルダモンやコリアンダーなどのスパイスの清涼感、生花やドライフラワーの華やかさやしとやかさ、土のニュアンス、僅かなスモーキーさが感じられ、若々しい中にも落ち着きのある印象を受けます。
赤い果実のピュアな果汁を想わせる雑味のない清らかな飲み心地で、酸味のある小ぶりな苺やフランボワーズといった張りのある酸が全体を引き締めつつ、ドライ苺のような充実感のある緻密な風味が口中へと膨らみます。
花々の華やかさやスパイスなどの風味が抑揚をつけつつ、微細なタンニンが溶け込みほどよい骨格を感じさせ、軽いフュメ香やドライフラワーなど風味が重なることで、ややトーンを抑えた印象を引き出します。
どこか素朴で無垢な愛らしさと上品な様子を兼ね備えた仕上がりです。
■生産者
L'Eau qui dort (ロー・キ・ドール)
本拠地:フランス・オーヴェルニュ
ロー・キ・ドールはオーヴェルニュ地方でワイン造りをするカップルのポール・オーブレ・キュヴリエー(PaulAublet-Cuvelier)とリサ・ル・ポステック(LisaLePostec)が手がけるネゴスの共同プロジェクトです。
L’EauQuiDortの由来は「ilfautseméfierdel’eauquidort=眠っている水には注意するべし」ということわざで、例えば何の変哲もない浅瀬でも底の形状や潮の流れ次第で人は簡単に溺れてしまうわけで、生産者としてワイン造りに関する全ての要素に対し常に謙虚に向き合い注意深く観察する、強い意志がこの名前に込められています。
ポール&リサはオーヴェルニュ地方に自身のドメーヌをそれぞれ所有し、ワインは異なるエリアで造っていますが、このプロジェクトでは「二人の自由な発想」を軸に複数地域の葡萄を醸造しワインを造ります。
「他の生産者から買う葡萄は、実際に自分たちの手で育てた葡萄に比べると、年間を通してどの様な天候や栽培方法の元で育ったかについて詳しく知ることはできない。
そのため理屈に基づいた手法で、そのポテンシャルを最大に生かすことは難しい。
しかし詳細を知らないため、固定観念にとらわれることもない。
感性を駆使してワインを造れるのは、それはそれで素晴らしいことだと思う。
自由な発想をワイン造りへ反映させる経験を積み上げることこそが、このプロジェクトの価値です。
」と彼らは話します。
葡萄はオーヴェルニュを始めスペイン国境沿いのカタルーニャやペルピニャン、イタリアのアスティなど、いずれも暑い気候の地域のものですが、その中でも標高が高くワインに冷涼感が強く出やすいものを多く使用します。
彼らのワインは全体を通してとてもフレッシュで果実味が充実していますが、最大の魅力はマセラシオンの工程でタンニンが十分に抽出されているにも関わらず、舌触りはとても滑らかで張りも強い。
葡萄は十分に熟したものだけを使用するため、果物や土壌由来のエキスが豊富に含まれた味わいに仕上がります。
彼らは気さくで明るく、我々の訪問を毎回とても温かく迎え入れてくれます。
仕事面ではワインの品質に対する追求心がとても強く感じられ、私たちは彼らと会うたびに刺激をもらっています。
ロー・キ・ドールは、二人がそれぞれのドメーヌで多くの困難と対峙しながらも、お互いを支え合い、更なる経験を求めた向上心が生んだプロジェクトなのです。