プーリア・テレス 2025
国:Italy (イタリア)
地域:Puglia (プーリア)
品種:Primitivo (プリミティーヴォ)
タイプ:Pink (ロゼ)
度数:14.5%
インポータコメント
植樹:1990年 位置:標高365m
土壌:石灰質
ステンレスタンクで温度管理しつつ発酵
ステンレスタンクで6ヵ月間熟成
瓶詰め後6ヵ月間落ち着かせてからリリース
プリミティーヴォは二次花房(二番なりの果実、プーリアでは特にラチェーミと呼ばれるそう)が多い品種で、赤ワイン用の一次果房が熟し、数週間から1か月後に、二番なりの果実が熟す。
ただし熟度は一次果房よりも低いので摘果してしまうことも多いが、古くから数日のマセレーションでプレスをするロゼワインに仕立てられてきた。
ルビー色帯びた、夕焼けのような赤。サクランボやベリー系のフレッシュな果実味。
並外れたミネラル感と生き生きとした味わい。夏の間、やや冷しめで飲むのがおすすめ。
■生産者
Fatalone (ファタローネ)
本拠地:イタリア・プーリア
多くはジャミーで濃厚、暑苦しい味になるのが、プリミティーヴォ品種。
その数少ない例外である、フレッシュさと美しいミネラル感、卓越した調和の妙を感じさせる生産者。
父からワイン造りを学んだ後、セラーにはスピリチュアル・ミュージックを流すなど、独学で多くの試みを行う当主パスクアーレ。
プリミティーヴォ栽培の最重要点は、ラチェーミと呼ばれる第二新梢にできる房を残すことと語る。
ラチェーミは他の房より遅く熟すため、通常のブドウ栽培では芽かき作業中に取り除かれる。
しかし酷暑のプーリアでは、ラチェーミを残すことにより、本収穫用のブドウが熟せば、その後はブドウの樹がそのエネルギーをラチェーミにまわすため、ブドウが過熟し酸を失うリスクを回避できる。
仕立てもブドウがゆっくりと熟すよう、除葉をひかえ、強烈な日光から葉の陰で房を守るよう、キャノピー・マネージメントも徹底する。
しかもワイナリーの立地は高台にあり、常に流れる風が熱を和らげてくれる。
ワイナリーの信条は「ブドウ樹を人間と同等に扱い、たえず愛情に満ちた人間の手で注意深くケアすること」。
かくしてジャミーとは無縁な洗練されたバランスとほど良い熱気が伝わってくる、プリミティーヴォの傑作が生まれる。