ル・ムーラン 2019
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Melon de Bourgogne (ムロン・ド・ブルゴーニュ)
タイプ:White (白ワイン)
栽培:ビオロジック
SO2:無添加
度数:13%
インポータコメント
レザンアプリュムのセンスが光る素晴らしいムロンドブルゴーニュ。
その地区の典型とも言える、ロワール河に向かって傾斜するシスト土壌に植わる樹齢約40年のムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)で醸造されたワイン。
全房の葡萄をダイレクトプレス。ファイバータンクにて3週間の発酵、そして同じタンクにて9カ
月間の熟成。
キュヴェの名前のムーランとは、葡萄が栽培される区画に「ムーラン=風車」がある事から命名。
やや果実の厚みを感じる酒質で、柑橘、根菜やエピスなどの複雑なニュアンスを持ち、食中に色んな料理に幅広く合わせる事ができそうな、素晴らしいポテンシャルを持っています。
綺麗な黄金色。
密度の濃いハチミツの香り。
骨格がしっかりしていて厚みも感じます。
心地よい酸。
余韻長め。
■生産者
Le Raisin a Plume (ル・レザン・ア・プリュム)
本拠地:フランス・ロワール
作り手:ジャック・フェヴリエ
2014年にロワール・アンジュ地区の近く、ウドン村に誕生した新しいドメーヌがこの「ル・レザン・ア・プリュム」です。
当主のジャック・フェヴリエはブルター ニュ出身で、アンリ・ミランのワインを飲んだ時にその味わいに衝撃を受け、自然派ワインを意識し始めます。
その後飲食店サービスの専門学校に入校し、ソムリエを目指し資格を取得後は名だたるレストランで働き、ロンドンではアラン・デュカスの元でも働きました。
しかし彼はソムリエとして活躍 していくと同時に、徐々に葡萄の栽培やワイン造りの魅力にも引きずりこまれていくのです。
初めて畑で働いたのはロアールのアンジュ地方での収穫の手伝いで、 同時にジャン・クリストッフ・ガルニエのところにも見学に行ったりと、さらに 葡萄造りの道に魅力を感じていきます。
そのあとアルザス地方へ奥さん(ジュリー)のために引っ越しをし、アルザスでもパトリック・メイエやジェラール・シュレールなど、色々な蔵元で手伝いや研修をしました。
その後、ロワールに移り2011年にはワイン醸造学校に入り、 完全にワイン造りの道を進む事を決意します。
ロワールではメゾン・ブリュレのポール・ジレの元で醸造を習ったり、ノエラ・ モランタンの元でも様々な事を学びました。
そして遂に、故郷のブルターニュから近いこともあってアンジュの近くのウード ン村に移住し自身のドメーヌを設立。
ドメーヌの名前はル・レザン・ア・プリュム。
レザンは「葡萄」、プリュムは 「羽」という意味で、奥さんのジュリーが新聞記者でもあり、ワインについていろいろな記事を書くことから、プリュムは羽(羽ばたく葡萄)でもあり、万年筆 (昔の万年筆は鳥の羽だった為)という意味も込めてその名前にしました。
彼の好きな醸造元はセネシャリエールのマルク・ペノ、エルヴェ・スオー、ノエ ラ・モランタン、アンリ・ミラン、アルザスのブルーノ・シュラーなどで、それ を現すかのように、彼のワイン美学はフィネス、上品さ、緊張感、きりッとして ミネラル感たっぷりの味わいを表現する事にあります。