グルナッシュ 2018
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Grenache (グルナッシュ)
タイプ:Red (赤)
栽培:有機栽培
認証:ユーロリーフ
度数:13%
インポータコメント
葡萄の熟度の高さを感じさせながら、ジューシーな口当たり。
2ha近くの栽培面積から収穫される樹齢25年ほどのグルナッシュによるキュヴェ。
手摘みによる収穫、そしてセミマセラシオンカルボニックにて醗酵。
プレスしさらに発酵&熟成をコンクリートタンクにて6か月間行う。
熟度の高さ、熱さを感じるボリュームのある果実味。
心地よい酸と綺麗なのど越しがあるので、飲み疲れはせず、食事と一緒に楽しめるバランスの整った赤ワインです。
ガーネットがかった綺麗な紫色ですが、カリニャンより薄め。
まさにブドウをそのまま絞ったようなジューシーさ。
黒コショウのようなスパイス感。
お菓子のようなキュートな甘み。
舌にほんのり感じるタンニン。
喉の渇きを癒してくれる飲み心地です。
ハンバーガーやソーセージ、ラザニアやミートソーススパゲッティなどとグビグビと飲んで欲しいワインです!
■生産者
Mas D'Intras (マス・ダントラス)
本拠地:フランス・ローヌ
コート・デュ・ローヌのアルデッシュ地方、Valvigneres村にマス・ダントラスはあります。
現当主はドニ・ロバートとロバートの従兄弟であるセバスチャン・プラダルの2人で、代々4世紀以上にわたってこの村につづく家系です。
1950年代、彼らの両親は村の農協に葡萄を売っていましたが、1980年に自身のカーヴを建築し、マス・ダントラスをスタートさせました。
現在は22区画に分かれた計23ヘクタールの畑を所有しグルナッシュ、シラー、カリニャン、カベルネソーヴィニヨン、ソーヴィニヨンブラン、ヴィオニエなどを栽培しています。
地球、そして地域の環境の為に徐々に除草剤等の使用を減らし、2009年には完全に使用をやめ有機栽培にしました。
畑の作業はできるだけ人の手によって行い、ボルドー液の使用も可能な限り回数を減らすようにしています。
収穫には細心の注意を払い、葡萄を食べたたり、分析機にかけるなどして収穫のタイミングを計り、手摘み、そして機械によって収穫します。
知人や家族総出による作業です。
葡萄は除梗し、大型のコンクリートタンクに投入され醗酵が始まります。
醗酵の状況は収穫時の気温やその年の環境によって大きく違う為、収穫時と同様にテイスティングによる判断や、分析をしながら慎重に先の判断を行います。
特に収穫時の気温には注意を払い、収穫時が涼しすぎた場合は、高めの温度管理による醗酵を行ったりします。
その後、乳酸発酵の工程を経て、さらにコンクリートタンクや樽にて熟成させます。
さらにその中でも、グルナッシュ、カリニャン、シャルドネ、ヴィオニエのキュベは瓶詰に至るまでSO2の添加ゼロで仕上げられます。(年によって添加あり)
このようにマス・ダントラスでは自然な栽培や醸造を考えの中心におき、ある程度の近代的な方法も取り入れバランスよく美味しいワイン造り上げています。
その味わいはのど越しナチュラルで果実味たっぷり、そして爽やかなテイストで、なおかつ安定感のある綺麗な仕上がりとなっています。
これも自然派ワインのひとつの表現といえます。
彼らのように低価格で自然なワインを造る存在は非常に貴重です。