プッス・キャイユ 2019
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Grenache (グルナッシュ) 30%
Syrah (シラー) 30%
Cinsaut (サンソー) 30%
Ugni Blanc (ユニブラン) 10%
タイプ:Red (赤)
度数:14%
インポータコメント
ルノー・マニャンが描いたラベル。
このキュベ名は、様々な意味が含まれており、キャイユ=石という言葉から、この区画はミネラル感豊富だという事。
また Pousse cailloux とは海上自衛隊で使われている言葉で、長い距離を歩きながら移動する厳しい作業を表している。
ぶどう畑でも沢山歩く事からこのキュベ名に。
ユーモア溢れるぶどうの絵が大好きで、このぶどうを自身のロゴに。
透き通る淡いルビーレッド色。
ブルーベリーのぎゅっと詰まった果実、ペッパー、グローブなどのスパイス。
開けたては若干プチプチ舌に残るチャーミングな口当たり。
アイラウイスキーのようなほんのりスモーキーなニャンスも。
柔らかながらもバランスのよいタンニン、じわじわと旨みの余韻が後を引く。
■生産者
Romn Le Bars (ロマン・ル・バール)
本拠地:フランス・ローヌ
エリック・ピュフェルリング(ラングロール)のエスプリを継承するのは、息子のチボーとジョリスだけではない。
筆頭はヴァランタン・ヴァルス、アド・ヴィヌムのセバスチャン・シャティヨン、そして独立を果たしたフェルム・デュ・カードのダヴィド・テシエなど、エリックの周りには常に綺羅星のようなヴィニュロンが溢れている。
そんな中、また新たに超ド級の新人が彗星のごとく現れた!
その名も”ロマン・ル・バール”
ロマンはパリ郊外で生まれ、パリ育ち、生粋のパリジャン。
父は、まだ自然派ワインを出している店が少ない90年代に自然派ワインへ熱いパッションを持ち、レストランを経営していた。
そんな父のもと幼い頃から自然派ワインに慣れ親しんでいたロマン。
バラタンのラケルやピヌッシュとも仲良くしていたが、ワインに全く興味はなく法律の大学へ進む。
アルバイトで始めたレストランのウェイターを6年続けていた最中、こんな不規則な生活は一体なんだ!と、思い悩み始めていた。
そんなある日、父とラングロールのワインを飲み交わしていたとき突如「ワインを学ぼう!そしてラングロールの元でワインを知ろう!」と天命のようなひらめきが!
そして人生は180度回転!
ワイン及びぶどう栽培学を学び、ソミュールのワイン学校へ入学。
ペニタントの試飲会でエリックに会い、彼の元で働きたいと交渉したところ、ちょうどエリックも人を探していたという幸運にめぐり逢いラングロールで働かせてもらえることになった。
名をあげる人にはこういった必然のような偶然がよくおこるものだ。
ラングロールで7年間修行した後、まずはタヴェルにグルナッシュにシラーの畑、計 1.2ha ほど取得。
タヴェルのアペラシオンの許可が下り、満を持して2018年に独立。
自身のセラーでエリックの下で習ったことを実行している。
今ではパリに来ても落ち着かず、ぶどう栽培そしてワイン造りの仕事が最も自分に合っていると、いつでも満面の笑顔で話してくれるロマン。
原点はやはりラングロールのワイン。
2020年現在、所有・賃貸する畑は約 12ha まで増やした。
とはいえ、これから頑張って自分で開墾していかないといけないというタフな仕事が、、、
さらなる夢は、自分の仕事を通して、よりフレッシュでモダンな新しいリラック造りを皆さんにお届けすることだとか!
乞うご期待!