レベッラ・ロザ 2020
国:Slovenska (スロバキア)
地域:Zemianske Sady (ゼミアンスケ・サディ)
品種:Frankovka Modra (フランコフカ・モドラ)
Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)
タイプ:Pink (ロゼ)・Sparkling (スパークリング)
栽培:ビオロジック
SO2:
度数:12.5%
インポータコメント
フランコフカ・モドラは東欧で栽培されているブラウフレンキッシュの別名。
即圧搾後品種ごとに醸造。
アルコール発酵はスペイン産アンフォラ(ティナハ)で、その後ブレンドし卵型タンクで熟成。
発酵始まったことろで瓶に詰めたアンセストラル方式による泡。
淡いグレナデン色。
山形チェリーやグミなどのチャーミングな小赤果実風味。
優しい泡と共に小赤果実の風味が口中に満ちる辛口のロゼ。
■生産者
SLOBODNE VINARSTVO (スロボドネ・ヴィナルストヴォ)
本拠地:スロバキア・ゼミアンスケ・サディ
スロヴァキアワインといっても、殆どの方は???に違いあるまい。
事実、私たちはスロヴァキアに関する知識は殆ど持ち合わせていない。
しかし、出会ってしまったのだ!
何というピュアな透明感ある味わいか。
オレンジワインは、更に奥深さが加わり、稀有な味わいに本当に驚いてしまった!
フランスとスペイン以外のワインを輸入するなど全く考えていなかったにも拘らず、試飲しながらオーナーの娘カタリナの話を伺っているうちに、これは何としても日本の皆様にお伝えしなければならないという使命感が沸々と込み上げてきたのだった。
このワイナリー”スロボドネ”は、先祖が1912年にゼミアンスケ・サディ の土地を買い、農場を始めたのが初まり。
ぶどうの他にも森林もあり、小麦や大麦、タバコなどを300haの土地で栽培していた。
当時は、 ヨーロッパで最大のタバコ乾燥場を持つほど。
1920-30年代にはワインもかなり生産し、現在のチェコ共和国の首都プラハでかなり飲まれており、”3人のボクサーへ”Vers les Trois Boxeursというブランドはかなり有名だった。
第2次世界大戦時、共産主義者によりこの農園は接収されてしまい、以降廃れてしまった。
祖母が古い醸造所で昔書かれた農場の資料を発見したのを機に、1992年両親は廃墟のように廃れたこの農場を復元することを決意した。
1995年、ようやく荒廃したぶどう畑の再興に着手し、2010年には初めて自分たちのワインを市場にリリースするに至った。
彼らの目的は、スロボドネを昔のように再興し、ゼミアンスケ・サディの土地の特徴を表現する高品質なワイ ンを造ること。
土地の特徴を表現する手法として、自然と白ぶどうを醸すオレンジワインやぶどうの植わる土から造ったアンフォラを用い た醸造が生まれた。
オレンジワインと赤ワインの醸造には亜硫酸も一切使用せず、瓶詰め時僅かに添加するのみ。
彼らの昔の栄光を取り戻すワイン造りはまだ始まったばかりに過ぎず、今後更に素晴らしいワインを生み出してくれるに違いない。