パパナパトー 2020
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Syrah (シラー)
タイプ:Red (赤)
度数:14%
インポータコメント
ロリータのブドウのみを使用し、除梗して6日間のマセラシオン。
今回のミレジムではタンクだけで熟成。
昨年は一部を樽熟成していましたが、この手法によりさらに軽やかさが増したワインになりました。
しなやかなタンニンと優しいテクスチャー、口に広がる赤いベリーのニュアンスの中にスパイシーさが顔を覗かせます。
ロリータの父親は、このキュヴェの最初のプレスを手伝う為に彼女を手伝い来ました。
彼女の家系はワイン造りとは関係ないのでほぼ素人です。
当時、ロリータはまだブドウの搾り出しをうまくコントロールできなかったので、父親はロリータにワイン搾り機に入ってブドウを足踏みで潰すよう提案しました。
こうすることで、後からプレスしやすくなり効率よく作業が進みました。
それを見た父親はロリータに「papa n’a pas tort(パパナパトー=パパは間違いない)」と言い、キュヴェの名前として採用されました。
■生産者
Lolita Sene (ロリータ・セヌ)
本拠地:フランス・ラングドック
ロリータはまだ若いですが、スター性を秘めた造り手です。
故郷のラングドックを出てパリのクラブなどでイベントの仕事をした後に農業学校で勉強しました。
卒業後はパリとカナダのワインショップ働いていたのですが、ナチュラルワインをお客さんに勧めているうちに、自分でも造ってみたいという気持ちがふつふつと湧き上がってきたと言います。
現在、ラングドックのナチュラルワインシーンで最も注目されている生産者の1人である彼女のワインは、すでにフランス国外でも人気になっています。