コンセルト・ド・ヴニーズ 2020
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Pineau d'Aunis (ピノ・ドニス)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオディナミ
SO2:無添加
度数:12.5%
インポータコメント
シレックスと石灰が混ざった粘土質土壌、南向きの畑。
ブドウがとても良い状態であったため選果せず手摘みで収穫。
除梗無しで醸し期間は3-4週間。
マロラクティック発酵あり。
天然酵母を使用し木樽で12ヶ月の熟成。
スティラージュ無し。
ノンコラージュ、ノンフィルター。
SO2無添加。
とても素敵なヴィンデージで、良く熟された健全なブドウが使用され大変バランスがとれている。
香りは完熟したフルーツが強く、赤い果実のアロマがしっかり香る。
素晴らしいバランスと心地よいタンニン。
ロビノが愛するヴェニスの美しさとビバルディの音楽へのオマージュから名前が付けられた。
■生産者
L'Ange Vins (ランジュ・ヴァン)
本拠地:フランス・ロワール
パリのワインファンに人気を博したワインバー「ランジュ・ヴァン」。
特筆すべきは、オーナーのジャン−ピエール・ロビノ氏こそ、20年以上も前からパリのワインショップやワインマニアに、マルセル・ラピエールやティエリー・アルマンといった「自然派」ワインを初めて紹介した人物だということ。
パリで自然派ワインを知っている人は全くといっていいほどいなかった時代に、自然派ワインを広めた本人なのだ。
フランス広しといえども、彼以外に自然派ワインの良さを当時注目した人はいなかった。
忙しいレストランを切り盛りしながら、週末には彼が扱う生産者を訪ね、畑や蔵の仕事を手伝い造り手と交流を深めるうちに、ごく自然にワイン造りを覚えていった。
その彼が、10年ほどしてふと「自分の育った田舎で自分のワインを造りたい!」行動するなら今だと、ナチュラルワインで流行る店を売却!
出身地に戻った大きな理由の1つが、 シュナンである。
ロビノにとって最高のワインは、シャルドネではなく、シュナンで造る白ワイン。
シュナンへの情熱は並々ならぬものがあった。
ロビノ氏の出身地、Jasnieres=ジャニエールは偉大なシュナンを生み出す最高のテロワールであったことも大きな理由の一つ。
彼が最初に造ったのは1999年。
ただ2001年までは生産量が少なく、一般には殆ど出回っていない。
そういう意味では2002年が公に出る最初のヴィンテージといえる。
彼の熱意と丁寧な仕事ぶりから生み出されるワインは大変素晴らしく、最高のシュナンを造り続けるのはもちろん、赤のピノドニスについても、今までには飲んだことのないほど豊かでスパイシーな香りの味ののった赤ワインを生み出し続けている。