ムスメ 2021
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Cabernet Franc (カベルネ・フラン)
タイプ:Pink (ロゼ) 、Petillant Naturel (ペティアン・ナチュレル)
栽培:ビオロジック
度数:11.5%
インポータコメント
薄濁りのややピンクがかった淡いオレンジ色。
熟したアプリコットやプラム、黄桃など果肉感のある果実の香りに、金木犀やバラのような華やかさ、柑橘やピールの仄かに青みがかった爽やかな香りが加わります。
僅かに舌先をピリピリと刺激するような微細なガスが弾むような印象を与え、熟したプラムやネクタリンから果汁が溢れ出るようなジューシーな印象と残糖由来の仄かな甘みが溶け込み、口中に膨らみます。
アプリコットを想わせる溌剌とした酸、清涼感を伴う柑橘のほろ苦さが豊かな果実の風味を引き締め、甘酸っぱい可憐な風味を引き立てながら、バラなどの気品を感じさせる花々の風味が重なり、華やいだ様子を感じさせるフルーティーな仕上がりです。
■生産者
Chateau La Franchaie (シャトー・ラ・フランシェ)
本拠地:フランス・ロワール
当主のエリック・デュボワは1990年まで建築の勉強をしていましたが、縁あってナント近郊の大きなネゴシアンを立ち上げるチームに一員として2年間働きました。
その後に農業高校で葡萄栽培及び醸造の教師を務めていたところ、オスピス・ド・ソミュールが運営するクロ・クロクリスタルの葡萄畑の栽培長に抜擢され21年間勤めました。
長き渡るクロ・クリスタルでの仕事に終止符を打ったのが2016年、妻アレックスと息子のフェルディナン、そして3頭の馬も連れて、理想の葡萄畑を探しながらイタリアやポルトガルへと旅をしました。
この旅を続ける中でロワールへの強い想いを再認識した2017年、サヴニエールの西に位置するポッソニエールで希望に叶う醸造所と5.5haの畑を見つけることができました。
2019年8月までクーレ・ド・セランの畑で働きながら、妻のアレックスと交代で自分達の葡萄畑を管理していましたが、アレックスは医療関係の仕事へ戻り、エリックはスタッフのニコや3頭の馬と共に畑仕事や醸造に集中できるようになっております。
畑はエコセールの認証を受けており、栽培品種はシュナン・ブラン、グロロー、ガメイ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン。
機械などは使わず手作業か馬で畑を管理、醸造は自然発酵、亜硫酸を無添加せずに瓶詰めまで行っています。
葡萄のエキスをしっかりと感じ流ように緻密で上品、長い経験が詰め込まれたかのように落ち着きがあり、個性と魅力に溢れるワインを私達に伝えてくれています。