ウブレ・レ・ギメ 2023
国:France (フランス)
地域:Sud-Ouest (シュド・ウエスト)
品種:Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン)
タイプ:Orange (オレンジ)
SO2:瓶詰め時に必要最最小限
度数:12%
ソーヴィニョンで醸した独創的なオレンジワイン
造り手より
2023 年はベト病が発生し、ソーヴィニョンの収穫に非常に苦労した年でした。
しかし、そのおかげで、ワインのアロマパレットは、核果実から白桃、マンゴー、白 い花に至るまで、非常に幅広く、さらにマセラシオンのおかげでフィニッシュには、ベルガモットやバーベナなどのスパイシーなノートが広がります。
キュヴェ名の『Ouvrez les guillemets ウブ レ・レ・ギメ』とは、フランス語で「引用符を付ける」という意味です。
小説を朗読している時に、 登場人物の話す言葉を聴衆に伝えるときに、口頭で言う慣用句です。
ソーヴィニヨンの味わいについては、人それぞれ意見がありますが、今年はブドウが全てを語っているように感じ ます。
ですから、少し時間をかけて、「引用符を付ける」ように、ブドウが私達に語ることに耳を傾けて頂けると、新しい物語が聞けることでしょう。
■生産者
La Bonne Pioche (ラ・ボンヌ・ピヨッシュ)
本拠地:フランス・シュド・ウエスト
ラ・ボンヌ・ピヨッシュはフランス南西のアンディヤックにあるドメーヌです。
造り手のヨアン・ルジエは、妻がアメリカ人であったため、当初アメリカでソムリエをしていました。
そこで、世界中のありとあらゆるワインを試飲したヨハンは、ナチュラルワインに強く引き付けられていきました。
土地とそこに根差した食、そして自然を愛する二人は、フランスに戻ってドメーヌを設立。
ヨアンは標準化されたワインにうんざりしていました。
クラシックなものや、居心地の良い場所から抜け出して、ちょっと変わったワインを消費者に提供したいと考えていました。
そこで、自身の感性のおもむくまま、そしてブドウが自発的にどうなりたいかに寄り添ってワイン造りをしています。
今回、ヨアンが手掛けたのはモーザックのペット・ナットとオレンジワイン。
これまでの南西のワインにはないユニークな個性を備えたワインが誕生しました。