ロワン・ド・ルイユ 2021

  国:France (フランス)
 地域:Sud-Ouest (シュド・ウエスト)
 品種:Len de l'El (ロワン・ド・ルイユ)
タイプ:Orange (オレンジ)
 SO2:無添加
 度数:

インポータコメント
ガヤック原産品種であるロワン・ド・ルイユは、オック語で「レン・ド・レル」とも呼ばれ、明確な祖先はなく、カステルノー・ド・モンミラル村の隣りのグレシーニュ国有林で自然に発達したと考えられています。
フランスのワイン専門用語で ”œil(ウィユ) =目"は蕾を指してLoin de lʼœilʼとは「蕾から遠い」という意味です。
茎が⻑くて、ぶどうの房が芽の出る部分から少し離れたところに垂れ下がるのでそう呼ばれています。
皮が薄く酸味が少ないため、ブレンドに広く使用されていて、単一品種として使用されることはほとんどありません。
エチケットはメラニーの母が描いたものです。
ぶどうは2日間かけて朝に手摘みされた後、手で除梗され、足踏みで破砕され14日間マセラシオンを行います。
アルコール発酵とマロラクティック発酵は自然に発生します。
細かい澱と共にファイバータンクで9ヶ月熟成して、2021年8月に手作業で瓶詰めしました。
フィルターや清澄は行わず、 SO2も添加されていません。
白い花、洋ナシ、リンゴ、蜂蜜、美しい⻩色をしています。
口に含むと、豊かで調和のとれたフレッシュな余韻が続きます。


■生産者
Melsolo (メルソロ)
本拠地:フランス・シュド・ウエスト

ドイツ出身のメラニーにとってはワイン造りは3つ目のキャリア。
当初、彼女はマーケティングの会社に勤めていました。
その後ロンドンに引っ越し、Nealʼs Yard Dairyでチーズ作りを始めました。
そして、チーズとワインのテイスティングをしているうちに、ナチュラルワインの虜になりました。
2018年にワイン醸造とテロワールを学ぶために世界中色々なワイン産地を回り、ガヤックに珍しいて未知の品種がたくさんあることに興味を持って移住しました。
他の生産者と働くと同時に自分自身のプロジェクト「メルソロ」を始めました。
最初の生産量は僅か2,000本でしたが、2022年にガヤックのビュー村に畑3haを引き継ぎ、新しいキュヴェを3種類リリースしました(シェーズ、ブリーズ、バーレスク)。
この畑は25年間ビオディナミの原則に従って手入れされていたもので、彼女はその栽培方法を続けています。
季節に合わせて植物茶、煎じ薬、や堆肥エキスを散布します。
トラクターの使用はなるべく控えて、1年に1回手作業で土の手入れをします。
雨が多くて、黑腐病やカビのリスクが高い地域なので銅と硫⻩の投与量は最小限にしたスプレーを成⻑期間中2回使用します。
醸造プロセスは出来るだけナチュラルですが、欠陥を避けるために、マロラクティック発酵の後と冬の前に1g/hlのSO2を追加することがあります。
白ワインは全て除梗後、ピジャージせずに1〜2週間マセラシオンを行います。
彼女の赤ワインのスタイルは軽めでほぼ除梗後2〜3日間マセラシオンをしたものです。

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