レ・シャップ・ベル・ルージュ 2021
国:France (フランス)
地域:Roussillon (ルーション)
品種:Syrah (シラー) 65%
Carignan (カリニャン) 25%
Grenache (グルナッシュ) 10%
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオロジックまたは、リュットレゾネ
SO2:無添加
度数:12.5%
インポータコメント
このワインを醸造した初めての年が非常に難しいヴィンテージだった事から「なんとか乗り越えた=レシャップベル」と名付けられたキュヴェ。
シラー、グルナッシュ、カリニャンを全て同じコンクリートタンクにてマセラシオン・カルボニックし、熟成も同じくコンクリートタンクにて8か月行う。
果実味フルーティーで葡萄の出汁のような旨味がしっかり伝わってくる、口当たり、喉越し共に優しい味わいのキュヴェです。
ほんのりと紫がかった赤色。
カシスやブルーベリーなど、フレッシュでジューシーな果実味!
さらにスミレや赤紫蘇などのアロマ。
かすかにクローヴなどのスパイスも感じられます。
酸味も心地よく、例年よりもどこか涼し気で、よりドリンカブルな印象です。
セラー温度か、少しヒンヤリとした温度帯でも楽しめます!
■生産者
Domaine du Bout du Monde (ドメーヌ・デュ・ブ・デュ・モンド)
本拠地:フランス・ルーション
作り手:エドワード・ラフィット
「Bout du Monde = 地の果て」という意味のワイナリーがビレネーの麓にあります。
そのワイナリーの当主の名は、エドワード・ラフィット。
共同組合(農協) が使っていた醸造施設を買い取り、その場をドメーヌ・ポッシブルのロイックと 共同で使用しています。
この地で彼がワイン造りを始めたのは2005年。
それ以前は1997年よりコート・ デュ・ローヌの協同組合、「エステザルク」でワイン造りに携わっていました。今や有名なこのエステザルク。エドワードが働いていた当時の醸造長は、あのラングドックを代表する自然派ワイナリー、レ・フラール・ルージュのジャン・フランソワ・ニック氏でした。
彼の元で栽培・醸造を学び、ジャン・フランソワ・ニックが独立した後の 4年間はエドワードが醸造責任者として重要な役割を果たしました。大役をこなすうちに、彼の中で「自分の可能性を試そう」という欲望が膨らみ、一から十まで自らの手で造る熱い思いがこもったワインを皆に飲んでもらいたいという意志から、 独立を決意。
標高の高い場所に位置する畑にはグルナッシュ、カリニャン、シラーなどが植わっており、そのなかには前所有者より引き継いだ100歳以上の古木も存在します。
そんな畑から造られる彼のワインは、フレッシュで果実味と酸が心地よく、涼しさと南仏の暖かさが共存する、葡萄をそのままかじっているような味わいです。
まさに心躍る、驚きのワインに仕上がっています。
今や彼のワインはパリのグランユイット、カーブデパピーユ、カーブオジェなどの人気レストラン、有名ワインショップなどで必ず見かける存在となりました。