シェ・ピトゥー NV
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Melon de Bourgogne (ムロン・ド・ブルゴーニュ)
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
SO2:醸造中は無添加、瓶詰め前に必要最小限添加。
度数:12%
インポータコメント
2022 と 2023 のブレンドで今回 1 度限り造られたアプローチャブルな白のエントリーキュヴェ。
手摘みで収穫したブドウを 100%全房で、木製の古い手動式の垂直圧搾機で優しく破砕し、10 時間近くかけてゆっくりと圧搾。
無清澄で、野生酵母のみでグラスファイバーのタンクで自発的に発酵。
ブドウ以外の醸造添加物は一切加えずに醸造する。
その後、 引き続きタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。
無清澄・無濾過で瓶詰め。
SO2 は醸造中は無添加。
ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、 瓶詰め前に必要最小限のみ添加。
キュヴェ名の Chez Pitou シェ・ピトゥーとは、フランス語の『乱雑な場所』という意味です。
揮発酸がやや高かった 2022 ヴィンテージの一部ロットと、2023 ヴィンテージの一部ロットをブレンドして瓶詰めしたところ、適度の野生感を残したアプローチャブルなキュヴェに仕上がったことから、このように命名したそうです。
このため、このキュヴェは今回一回限りの生産になる予定。
ちなみにピエールは学生時代、友達からピトゥーというあだ名で呼ばれていたそうです。
■生産者
Pierre Goiset (ピエール・ゴワゼ)
本拠地:フランス・ロワール
カメラマンから転身したネオ・ヴィニュロン。
大変革の真っ只中にあるミュスカデ。
この地のナチュールの先達であるランドロンやド・ベ ル・ヴューに続く、新世代の若いドメーヌが次々と誕生しています。
2020 年に故郷のナント に戻り、新しくドメーヌを興したピエール・ゴワゼもその一人です。
ナント生まれのピエールは、 学業を修めた後、サンテティエンヌでカメラマン兼ビデオディレクターとして 10 年近く働いてい ましたが、40 歳を目前に、妻と二人の子供と共に生まれ故郷であるナントに移住。
ヴィニュ ロンに転身し、ナチュラルワイン造りを始めたのです。
ピエールの畑の 8 割を占めるのは、マッサルセレクションで 1950 年代に植樹された 60 年を超えるヴィエイユ・ヴィーニュのムロン・ド・ブルゴーニュ。
片麻岩(へんまがん)と石英、花崗岩の 2 つの区画から、テロワールを表現するリューディのミュスカデを手掛けています。
ドメーヌのワインは 2021 年は初ヴィンテージですが、既に三ツ星のレジス・エ・ジャック・マルコンを始め、ナントやパリの若い星付きのレストランでサービスされて好評を博しています。