ブルゴーニュ・ルージュ 2024
国:France (フランス)
地域:Bourgogne (ブルゴーニュ)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオ
SO2:無添加
度数:12%
インポータコメント
醸造:
手摘みで収穫したブドウを100%全房で、セメントタンクで野生酵母で自発的にマセラシオン・カルボニック。
酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。
マセラシオンは14日間。
圧搾後、ブルゴーニュ産バリック(新樽は用いない)に移し、自発的なマロ発酵と熟成。
熟成後、無清澄・無濾過で瓶詰め。
SO2は無添加。
2024ヴィンテージは9月16日に収穫。
生産量は1,300本。
2025年6月時点のSO2トータルは20mg/l。
アルコール度数12度。
エチケットは、ローレンスのパートナーのニナがデザインしたものです。
描かれている動物はイタチ科に動物マツテンだそうです。
2024年はキュヴェの名前が同じブルゴーニュ・ルージュでも、2023年とは購入するブドウの造り手が変わったため、別の動物のエチケットにしたそうです。
■生産者
LES FLANEURS (レ・フラヌール)
本拠地:フランス・ブルゴーニュ
レ・フラヌールは2020年に誕生したブルゴーニュのミクロネゴスです。
ウェールズ出身のイギリス人であるLaurenceローレンスと、スイス出身のNinaニナのカップルによって設立されました。
ご存じのようにブルゴーニュでは2010年以降、造り手の国際化が一気に進んでいます。
特に新進気鋭のミクロネゴスがひしめき合うコート・ド・ボーヌにおいて、その傾向は顕著です。
銘醸畑が多く、敷居の高いコート・デュ・ニュイに比べて、参入しやすいことが大きな要因なのでしょう。
シャントレーブの栗山さんとプティ・ロワの斎藤さんは、言わずもがなの日本人。
ドメーヌ・ダンドリオンのクリスチャン・ノットはオーストリア人、ヴァン・ノエのジョナサン・ピュルセルはアメリカ人。
メゾン・デ・ジョンクスからシャトー・グリエの醸造長を経て、ドメーヌ・デュージェニーの醸造長となったJaeChuジェ・チュは韓国人。
レ・ゾレのカタリーナ・サドはドイツ人。
バスチアン・ウォルバーもドイツ人。
そしてデビューしたばかりのアイシー・リューは台湾人です。
特にここ数年で、外国人によるミクロネゴスが誕生してきた背景には、ブルゴーニュに憧れて収穫やドメーヌに働きに来ていた人達が、ブドウを購入して醸造を行えるスタートアップの場所ができたことでしょう。
レ・フラヌールも、このような国際化の流れの中で誕生した新時代のミクロネゴスです。
ローレンスとニナは、2017年にブドウの収穫で働きに来ていたニュージーランドで出会いました。
その後、二人はアルメニア、ジョージア、スイス、ボルドー、南仏、アルザス、ロワールなどでもブドウの収穫の経験し、シーズンを通してさまざまなワイナリーで働きました。
そして、2020年にブルゴーニュに移った二人は、ドメーヌ・ダンドリオンで働いている時に、クリス・サンティニやヴァン・ノエのジョナサン・ピュルセル達と親しくなります。
当時、ダンドリオンもヴァン・ノエもサンティニのセラーでワインを醸造していたからです。
彼らに触発された二人は自分達でもワインを造りたいと思い、ミクロネゴスを設立したのです。
初ヴィンテージは2020年で、アリゴテとブルゴーニュ・ピノ・ノワールの2種類のキュヴェを造りました。
醸造は、オークセイ・デュレスにあるサンティニのセラーを間借りして行いました。
当時全くの無名ながら、ローレンスとニナのワインはすぐに評判になり、ボーヌのワインショップを中心にあっと言う間に完売してしまいました。
特にこの時のアリゴテのキュヴェは、今ブルゴーニュで最も入手が難しいドメーヌと言われているレ・ゾレのカタリーナ・サドから購入したブドウで醸造したものでした。
2021年と2022年はブドウの不作や価格高騰でブドウを譲ってくるブルゴーニュのヴィニュロンがなく、ワインを造れませんでしたが、2023年以降は3種類以上のキュヴェを手掛けています。
しかし、まだ生産量が少なく、ミクロネゴスだけで生計を立てるのが難しいため、二人はミクロネゴスと並行して、ムルソーにあるドメーヌでも働いています。
ネゴス名のフラヌールとは、フランス語で「あてもなく散歩する人」、「時間をつぶす人」と言った意味があります。
これは、ローレンスとニナが人生で大切にしている生き方だそうです。
“ゆっくりと人生の旅行を楽しむ”こと。
そして、ワインも決して焦ることなく造るということを大切にしているそうです。