コティヨン・デ・ダム 2023
国:France (フランス)
地域:Savoie (サヴォア)
品種:Jacquere (ジャケール) 80%
Altesse (アルテス) 15%
Roussanne (ルーサンヌ) 5%
タイプ:White (白)
度数:13%
インポータコメント
シスト、石灰質土壌。
品種ごとに14日間のマセラシオンカルボニック。
その後、ジャケールは60日間、アルテスは7日間ピジャージュを毎日一回行って抽出。
ルーサンヌは1回のみピジャージュを行う。
それぞれプレス後にステンレスタンクでブレンドして発酵。
その後、300Lの樽に移して12ヶ月間の発酵と熟成。
薄濁りのややオレンジを帯びた濃い黄色。
金柑やアプリコット、ミラベル、黄桃を想わせる熟した果実に、陳皮やオレンジピールのほろ苦さ、黄色のドライフラワー、ドライハーブ、紅茶のニュアンスが調和し、加えて仄かに木香やスモーキーさが感じられます。
口に含むと、香りの印象以上に果肉感のある果実の風味が豊かに広がり、さらにみかんや金柑を想わせる柑橘の爽やかさが重なります。
まろやかな口当たりながら軽やかさを備え、伸びやかに流れます。
僅かに揮発酸が感じられるものの、塩味とともに果実の充実感を引き締め、味わいに輪郭を与えています。
次第に微細なタンニンや仄かなフュメ香、茶葉を想わせる旨みが膨らみ、抑揚と奥行きをもたらし、複雑な余韻が長く続きます。
■生産者
Jean Yves Peron (イ・ヴィチーニ・バルベーラ)
本拠地:フランス・サヴォア
ジャン=イヴ・ペロンは2004年からサヴォワのアルベールヴィルでマセラシオンを行う醸造を主にワイン造りする生産者です。
彼は90年代にエノログの学校に通い、その後はアルデッシュ県コルナスのティエリー・アルマン、アルザスのジェラール・シュレールの元で働き、その他にはアメリカやニュージーランドでも経験を積んだ後、2004年独立に至ります。
マセラシオンに関する豊富な知識と経験や高度な技術を駆使して、2011年以降はサヴォワ県内で育つイタリア品種も取り入れ、現在毎年約16キュヴェを造り出すフランス国内では唯一無二と言っても過言ではない生産者です。
イタリア品種に関しては、2017年に現カーヴを建設後、醸造規模を拡大しイタリア現地のアスティとカザーレ・モンフェッラートの葡萄も扱い”i Vicini”というネゴシアンシリーズも並行して醸造を行っています。
とても面倒見が良く穏やかで、話すことが大好きな印象を受けます。
ワイン造りに関しては極力その年の特徴とテロワールが表れるよう自然に大きなリスペクトを払いつつ、長年の経験を元に常にロジカルで科学的なアプローチをします。
この仕事を20年近く続けていても、毎年のように躊躇なく新しい試みをする探究心、そして彼の様相とその研究的な考え方は、一種のサイエンティストのように感じられます。