プティット・ローブ 2023
国:France (フランス)
地域:Savoie (サヴォア)
品種:Jacquere (ジャケール)
タイプ:White (白)
度数:11%
インポータコメント
粘土石灰質土壌。
14日間のマセラシオンカルボニック。
その後、1回ピジャージュしてからプレス。
フードルと225L樽で12ヶ月の発酵と熟成。
黄金色。
黄柑橘や熟した黄プラム、黄桃、アプリコット、りんごなどの芳醇な果実に、金木犀やジャスミンの花々、ダージリンや台湾烏龍茶、桃のフレーヴァーティーを想わせる優雅なアロマが重なり、さらに柑橘ピールの爽やかなほろ苦いニュアンスが調和し、豊かに薫り立ちます。
口に含むと一瞬舌先をかすめるような微かなガスが溌剌とした印象を与え、柑橘や熟した果肉感のある果実の芳醇な風味に、仄かに緑茶を想わせるほろ苦さや旨みが溶け込み、伸びやかに口中へと広がります。
凝縮感のある果実味に仄かな塩味と小気味よい酸が立体感を与えながら全体を引き締め、コクや果実の甘みを一層際立たせます。
時間の経過とともに色合いはやや深みを増し、それに呼応するようにドライハーブや木香を想わせる風味、微細なタンニンが現れ、味わいは一層の充実感と奥行き、複雑味を備えた表情へと変化していきます。
■生産者
Jean Yves Peron (イ・ヴィチーニ・バルベーラ)
本拠地:フランス・サヴォア
ジャン=イヴ・ペロンは2004年からサヴォワのアルベールヴィルでマセラシオンを行う醸造を主にワイン造りする生産者です。
彼は90年代にエノログの学校に通い、その後はアルデッシュ県コルナスのティエリー・アルマン、アルザスのジェラール・シュレールの元で働き、その他にはアメリカやニュージーランドでも経験を積んだ後、2004年独立に至ります。
マセラシオンに関する豊富な知識と経験や高度な技術を駆使して、2011年以降はサヴォワ県内で育つイタリア品種も取り入れ、現在毎年約16キュヴェを造り出すフランス国内では唯一無二と言っても過言ではない生産者です。
イタリア品種に関しては、2017年に現カーヴを建設後、醸造規模を拡大しイタリア現地のアスティとカザーレ・モンフェッラートの葡萄も扱い”i Vicini”というネゴシアンシリーズも並行して醸造を行っています。
とても面倒見が良く穏やかで、話すことが大好きな印象を受けます。
ワイン造りに関しては極力その年の特徴とテロワールが表れるよう自然に大きなリスペクトを払いつつ、長年の経験を元に常にロジカルで科学的なアプローチをします。
この仕事を20年近く続けていても、毎年のように躊躇なく新しい試みをする探究心、そして彼の様相とその研究的な考え方は、一種のサイエンティストのように感じられます。