マイ・ラブ 2017
国:France (フランス)
地域:Provence (プロヴァンス)
品種:Grenache (グルナッシュ) 60%
Syrah (シラー) 40%
タイプ:Red (赤)
栽培:リュットレゾネ
醸造:100%除梗後、ステンレスタンクにてアルコール発酵。12カ月間ステンレスタンクにて熟成後、ポンプを使わず重力によって瓶詰。
度数:14%
インポータコメント
ほのかに紫がかった綺麗なルビー。
瑞々しい赤果実系の香りやスミレなどの花、白胡椒や山椒などのスパイス、鋭いミネラルの香り。
タンニンは細かく、柔らかな酸とピュアな果実味と共にバランスよく口中に広がります。
徐々にまろやかなコクも現れ、低価格帯ながらしっかりとした味わい。
エチケットのインパクトだけでなく、味わいの面でも高いコストパフォーマンスを発揮します。
■生産者
DUPERE BARRERA (デュペレ・バッレラ)
本拠地:フランス・プロヴァンス
ローラン・バレラ氏は、もと地質エンジニアという経歴の持ち主で、地質に関してのプロフェッショナルです。
そして妻のエマニュエル・デュペレは葡萄栽培・醸造学をプロヴァンスで、更にワインコマースをボルドーにて学んだカナダ人の女性です。
元来ワイン好きのエマニュエルとローランはカナダで出会い、そしてプロヴァンスで1番美味しい赤ワインを造ろうと決意しました。
その後、ワイン醸造をプロヴァンスで学び、造り手への道へと転換を図り1997年に『デュペレ・バレッラ』が誕生しました。
デュペレ・バレッラのワイン造りで象徴的なのが「DRCより樽を譲り受けてワインを造る」という一見キャッチーなフレーズですが、DRCより樽を譲り受けているのはデュペレ・バレッラの「ピュアな果実味」を表現する為の並々ならぬこだわりの他なりません。
デュペレ・バレッラはワイン造りにおいて葡萄の味わいをストレートにワインに表現する事に最も重きをおいております。
醸造でも、ワイン造りには機械を持ち込まない等徹底したこだわりがあります。
そしてDRCやイケム、ボーセジュール・ベコ等「一流生産者から使用樽を譲り受ける」というのも、そのこだわりの一つです。
果実味をピュアに表現出来る様に新樽の使用を控えているのですが、どんな使用樽でも良い訳ではありません。
一流生産者に納入される一流の樽だからこそ納得のいくワイン造りができる。だからこそDRCやイケム、ボーセジュール・ベコ等なのです。しかしDRCから使用樽を簡単に得られたわけではありません。
何度も何度も手紙を送り続け、ようやく面会が許され「なぜDRCの使用樽が必要なのか?」等の質問を始め、100以上にわたる細かい質疑応答が繰り返されデュペレ・バレッラのワイン造りの哲学がDRC側に認められた為、使用樽を譲り受けられるようになったのです。
世界中のワインの頂点に立つDRCにワイン造りが認められたということは非常に注目すべき点です。
電気を使わず造る”ノワット製法”
ワイン造りにおいて、電気機械を一切使わず古い伝統にのっとって造る事から【No=使わない、Wat=電気】と名付けられました。
この方法の最大のメリットは抽出を強く行い過ぎずに優しいタンニンを得ながらも、満足のいく濃さが得られる事です。