ボバル 2016
国:Spain (スペイン)
地域:Manchuela (マンチュエラ)
品種:Bobal (ボバル)
タイプ:Red (赤)
土壌:砂質、粘土質
栽培:オーガニック
醸造:6000Lステンレスタンクでの醸造、醗酵前を含め2-3週間のマセレーシヨン。
マロは基本バリックで行い同じ容器で4カ月の熟成。
認証:ユーロリーフ
度数:14%
インポータコメント
■生産者
Milhistorias (ミリストリアス)
本拠地:スペイン・マンチュエラ
造り手:アルトランドン
スペイン国内ではすでにオーガニックファーミングの若手旗手として有名なアルトランドン。
オーナーワインメーカーのロサリァさんが展開する新しいブランドはMilhistorias(数多の物語り)と名付けられたシリーズです。
ヨーロッパでは珍しいバラエタル別に仕込まれたワイン品種個性はもちろん、彼女のもつ圧倒的なテロワールがありありと表現されています。
スペインで最も標高の高いヴィンヤードはアンダルシア地方、グラナダなど南スペインの産地や、ヴァレンシア内陸の一帯といわれています。
アルトランドンが位置するランデテはレケーナとマンチュエラのちょうど真ん中あたり。
標高はびっくりの1100メートル、オーガニックというか、虫もいないしカビいない。
自然とナチュラルなぶどう栽培になるのだそうだです。
土壌は石の多い砂質で、やはり酸度が高く一方で粘土質の強い区画もありバラエティに富んでいます。
ヴィンテージのブレも比較的少なく、毎年豊富な、そして高品質な収穫を得ている彼女をみていると、なんというか、神様は不公平だ、と言いたくもなります。
それぞれのバラエティに個性があって面白い、とりわけ辛口に仕立てられたスペインらしいミュスカやユニークな味わいのボバルが秀逸。
しっかりと熟したフレーヴァーとなめらかな舌触り。
全てのワインに共通した酸甘のバランス感覚も印象的で、カジュアルなワインにも拘らずひんやりと緊張感のある味わい。
原材料に頼り切りではなく、クリーンで、繊細な醸造テクニック。