[1520] Madreterra Rosso 2018 Cantina Fiorentino / マードレテッラ・ロッソ 2018 カンティーナ・フィオレンティーノ

1,900円(税込2,090円)

マードレテッラ・ロッソ 2018

  国:Italy (イタリア)
 地域:Puglia (プーリア)
 品種:Primitivo (プリミティーヴォ)
タイプ:Red (赤)
 土壌:ピロマフォ
 栽培:ビオロジック
 認証:ユーロリーフ
 度数:14%

インポータコメント
ビアンコと同じくアグロ・ディ・ガラティーナ地区の畑の葡萄を使用。
収穫は9月初旬に行われ、ステンレスタンクで発酵。
マセラシオンは15日間。
ステンレスタンクで熟成後に瓶内でも最低3ヶ月間熟成させてリリース。
はっきりとした果実感。品種の魅力を存分に発揮したワイン。

プラムやレッドカラントなどの赤い実の香りとほのかなスパイスと土っぽさと抹茶感。
ジューシーな果実味と柔らかく繊細なタンニン。
強すぎず馴染みの良い上質な味わい。


■生産者
Cantina Fiorentino (カンティーナ・フィオレンティーノ)
本拠地:イタリア・プーリア

プーリア州レッチェ県にあるカンティーナ・フィオレンティーノは地域の貴族出身だったルイージ・ヴァローネ氏が当主を務めていました。
ヴァローネ氏は1950年頃から盛んだった超大量生産に走る南イタリアのワイン造りに疑問を抱き原点回帰。
過度な大量生産から脱却します。
昔ながらの無農薬栽培、そしてクオリティーを重視したワイン造りを目指してワイナリー運営を行ってきました。
2017年にヴァローネ氏が他界し、このワイナリーを引き継いだのが現当主ピエールアントニオ・フィオレンティーノです。
元々はエネルギー分野の仕事をしていたフィオレンティーノはこの地域の葡萄栽培に強い関心と情熱がありました。
伝統的でオーガニックな畑と醸造での仕事を、ヴァローネ氏の意志を引き継ぎながらも自身の経験を活かし、さらにワイナリーを発展させようと精力的に取り組んでいます。

​ワイナリーの所有する畑は、サレント地方のガラティーナ、コぺルティーノ、クトロフィアーノという3つの隣接した地区にまたがっています。
北から南へと連なる理想的な日照条件で、気候は一般的に暑くて乾燥していますが、地元の用語で「ピロマフォ」と呼ばれる干ばつに耐え得る石灰が豊富な土壌で構成されています。
プーリアのイメージに通じるはつらつとした果実感と繊細さを感じる上質な酸が両立しており、文句なしのバランスを持ったワインを生み出しています。

葡萄樹はスパリエーラ、コルドーネ・スぺロナートで仕立てられています。
所有する全ての畑が前当主の意向で1996年からビオロジックで栽培されています。
決して小さくはないワイナリーでビオロジックを実践する事は並大抵のことではありません。
商業目的ではなく、自然へのリスペクト、健全な葡萄でのワイン造りの為に実践しています。
主な栽培品種はプリミティーボ、フィアーノ、シャルドネ。
プリミティーボは品種らしい明快な果実味がありつつ、重く貼りつかないベストな質感。
フィアーノは芯の強い繊細さ、シャルドネは華やかな果物感。
2品種がブレンドされることにより絶妙なバランスを実現させています。
収穫は8月中旬から9月末にかけて行われます。
価格帯からは想像できない充実感と違和感の無い自然な美味しさ。
その味わいは我々が追い求めてきた「果実味たっぷりで自然な質感のプーリアワイン」のイメージと見事にリンクしていました。


ワイン名になっている「Madreterra」とは母なる大地、全ての起源はこの大地にあるという意味です。
エチケットのグラフィックは母なる地球(世界)と木(自然)との融合を願っていることを示しているそうです。
決して小さいワイナリーではないのですが、彼らのワインには工業的な雰囲気はありません。
非常に自然で受け入れやすい親しみやすさがあります。
そしてサレントの恵まれた日照条件が生み出す明快さもしっかりと兼ね備えています。
前当主から受け継がれた大地へのリスペクトの想いがしっかりと溶け込んだ上質なワイン、そして人々が飲みやすい価格帯を実現させている造り手の努力を感じる稀少な存在。
悩まずに気軽にそしてナチュラルに楽しむことができる珠玉のプーリアワインです。

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