[1875] VELUE Rose Cabernet 2019 Johannes Zillinger / ヴェルエ・ロゼ・カベルネ 2019 ヨハネス・ツィリンガー

2,500円(税込2,750円)

ヴェルエ・ロゼ・カベルネ 2019

  国:Austria (オーストリア)
 地域:Weinviertel (ヴァインフィアテル)
 品種:Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン) 95%
    Syrah (シラー) 5%
タイプ:Pink (ロゼ)
 栽培:ビオディナミ
 認証:ユーロリーフ、デメター
 度数:11.5%

ヨハネスより :
赤いベリー、フレッシュなハーブ、軽快でジューシー、噛み応えのある新鮮なワイン。
夏のテラスよりも楽しみの幅が広くて一年を通して楽しめるんだ。

インポータコメント
少し煮詰めたフレッシュな日本のイチゴ、集中力のある甘さながら清涼感も備えている。
開放的に広がる赤系果実のアタック、香りの印象よりも冷涼感ある酸味の下支えがあり軽快な広がり、果実の核に引力があるようで散漫にならないバランス。
中間から後半にかけて時間差でじわんじわんと浸透する果実の深み。
新世界では市民権を得たカベルネ&シラーの組み合わせもボルドーではコスやパルメが憧れた禁断のロミオとジュリエット。
この5%のシラーが引き出すタンニンに頼らないエキス化させたカベルネの球体こそまさにカベルネをロゼ化する必然を感じさせる。
毎年ながら細部までチューニングを重ねてリリースしてくるヨハネスのセンスに脱帽。



■生産者
Johannes Zillinger (ヨハネス・ツィリンガー)
本拠地:オーストリア・ヴァインフィアテル
作り手:ヨハネス・ツィリンガー

オーガニック栽培された葡萄によるワインは、重要視され需要も高まってきています。
ヨハネス・ツィリンガーは家族経営のビオヴァイングートで、フェルム=ゲッツェンドルフ最大の功労者です。
ヨハネスの父ハンスは1980年代に既にオーガニック栽培に回帰しており、オーストリアにおけるナチュラルなワイン造りの先駆者のひとり。
畑と葡萄は30年以上、健全な状態で活力を与えられています。
2013年、ヨハネス・ツィリンガーはワインにより葡萄の生命力と香りの力を反映させるため、新たな畑を開墾しました。
設備は一新され、ワインはこれまで以上に自由な熟成を経ることとなりました。
ツィリンガーでは新旧合わせた手法を採用しています。
彼のワインはすべてが特別な個性を持ち、魅惑的で飲みやすさを備え、350年の歴史にまた新たな1ページが加わりました。

ハンス・ツィリンガーは、オーストリアにおけるオーガニック栽培の先駆者の一人です。
彼は当時すでに、古代の葡萄品種やクローンを探していました。
オーガニック栽培の手法は養豚経験の結果から生まれました。
ハンス 『私たちの豚は、非常に過保護に育てられていましたが、しばしば病気がちでした。抗生物質を用いた治療を試みたりしたのですが、治すことが出来ず、何度か豚達を屠殺せざるを得なくなりました。1980年代、子豚たちが瘢痕から来る病気に苦しんでいた時のこと、従来の治療法は効果がありませんでした。私の父は、その昔は酢を塗付して治療したことを私に教えてくれました。そして、解決したのです。これが私の転機となりました。私はドイツの有機栽培農園を訪れ、見聞を広めました。1984年に、有機農法に転換しました。養豚を含め、様々な農業のすべてに有機栽培を実行することは不可能だったので、事業は自然と絞り込まれ、1994年にはワイン醸造を開始しました』。
彼をワイン造りに導いた決定的事項はSteinthal(シュタインタール)に植わる樹齢100年のSt.Laurent(ザンクト・ラウレント)でした。
『年を問わず、この畑は常に健全で熟した葡萄を育んでくれます。この葡萄は房は少ないものの、とても上質な葡萄です。無農薬栽培に取り組んだ契機であり、知名度の低い品種であっても同様に手間をかけます。』
今日では、30年に渡って有機で栽培された畑はヨハネスに引き継がれています。
生命力を引き出された葡萄は、ヨハネスの哲学、セラーでの最低限の干渉によって、長い生命力と多彩な魅力を持ったワインへと昇華します。
2013年からは葡萄の購入を止め、すべて自社栽培の葡萄によるワインとなりました。
畑のコンポスト治療のために、畑には50種類ものハーブが植えられています。
『除草と殺虫の効果を持つタイムだけでなくペパーグラスやシトラス・タイムが必要です。畑の緑化だけでなく植物の保護にも繋がります。』

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