フィンカ・ロス・ケマドス 2018
国:Spain (スペイン)
地域:Castilla y Leon (カスティーリャ・イ・レオン)
Ribera del Duero (リベラ・デル・ドゥエロ)
品種:Tinta del Pais (ティンタ・デル・パイス) = テンプラニーリョ
タイプ:Red (赤)
度数:14%
インポータコメント
標高900m、樹齢55年、赤砂に小石が混じる土壌。
醗酵2週間、マセラシオン 3ヶ月、8-10年落ちのボルドー樽で1年熟成。
深いサクランボ色に紫色が入る、スミレの花びら、熟したサクランボのアロマ。
森の土や木の枝、ワイルドベリーの香り、シルキーだが存在感のある口当たり。
フレッシュさと温かみ、酸味と果実味が一体となった美しき液体!
■生産者
Goyo Garcia Viadero (ゴヨ・ガルシア・ヴィアデロ
本拠地:スペイン・カスティーリャ・イ・レオン
スペイン中北部、リベラ・デル・ドゥエロ。
標高800ー900mの地で理想のワイン造りに邁進しているゴヨ・ガルシア。
家族のワイナリーを14歳から手伝い、祖父のワインを真似て21歳のときには自身の手で二酸化硫黄添加のワインを瓶詰め。
同時期に二酸化硫黄の使用を避けるようになったピエール・オヴェルノワとは後に親交を深めることになる。
独立前は、スペイン中部ラ・マンȁャで1000hの農場を運営し、2003年に地元に戻り畑(エル・ペルーコ、ヴァルデオルモス、アルスィーリャ)を取得。
伝統に従い、低密度(2000-3000本/ha)、低収量(25-30hl/ha)、そして高い標高の特別な区画を大事にしてワイン造りを続けてきた。(標高の低い肥沃な畑は穀物と相性が良いそう。)
現在では40haの土地を運営し、約10haでワイン造りをしている。
化学薬品を使わず、畑は定期的に耕し、健全な状態を保つように運営している。
収穫は例年10月の初め。
糖度よりも酸のレベルを大事にして決定する。
収穫後、除梗し、区画ごとの醸造を行う。(黒葡萄 ティンǿ・デル・パイス=テンプラニーリョと白葡萄 アルビーリョが混植されている畑では、2品種を混醸する伝統的スタイル。)
その後、ワインはワイン文化遺産とも言える深く素晴らしいセラーでじっくりと熟成の時を経る。
仕上がったワインは、果実の凝縮感に酸味とミネラル感が渾然一体となった特別な1本に!
アルコール度数13から14%だが、特別区画の味わいを余さず表現したエレガントなワインに昇華されている。
こんな世界を見せてくれる人は世界広しと言えど、稀有。
同時代に生き、彼のワインを味わえる幸運に感謝したい。