ユー ジェー オー 2019

  国:Australia (オーストラリア)
 地域:South Australia (サウスオーストラリア)
 品種:Cabernet Franc (カベルネ・フラン) 80%
    Chenin Blanc (シュナン・ブラン) 10%
    Shiraz Rose (シラーズ・ロゼ) 10%
タイプ:Red (赤)
 土壌:砂質土壌
 SO2:無添加
 度数:11.5%

インポータコメント
このキュヴェはJAUMAが3年前の来日時、各地に数個だけ残していった半球体のオブジェがインスピレーション。
エネルギーを可視化して自らの手で作り上げたそれは、鳥の羽を骨組みとして、畑から掘った粘土で形作り、緑色に塗り上げた奇妙なオブジェでした。
実際直径1.5m程の大きさで作った大きなバージョンは彼がケアする畑にエネルギーを高めるオブジェとして置いてあったのですが、全てネズミに食べられて姿を消してしまいました 笑。
それでもって、このワイン。
Cabernet Franc(全房100%)/Chenin Blanc/Shiraz Roseを80/10/10でブレンドしたライトスタイル。

カシスとラズベリーの香りに満ちており、同時にミッドウェイトのタンニンと、微かなペッパー香やペンシル香が隠れていて、思わず唾液が分泌してしまう絶妙な仕上がりになっています。


■生産者
Jauma (ヤウマ)
本拠地:オーストラリア・サウスオーストラリア
作り手:ジェームス・デニス・ダンビー

2006年にオーストラリア最優秀ソムリエの栄冠に輝いたジェームス ダンビーアースキン。
世界最優秀ソムリエを目指すかと思われていた彼がその栄冠に輝いた直後にソムリエを辞めた事は誰しもが驚かされました。
ジェームスは既に決心していたのです。
自分自身のワインを作る事を。
フランス・イタリア・スペイン・オーストリア・ドイツで研鑽を積みながら本当に自身が作りたいと思うスタイルに辿り着く訳ですが、ジェームスのスタイルは今正に世界中でインパクトを与えています。
ちなみにヤウマとはラテン語でジェームスを意味していますが、これはスペインでジェームスが出会った若き天才醸造家の名前でもあるそうです。
グルナッシュをシュナンブランを「心のブドウ」と言うジェームスが選んだ土地は南オーストラリアのマクラーレンヴェール。
シスト土壌に砂質土壌が層を成す過酷な環境で、家族と共に文字通り手作りで作る彼のワインにはフィネスがあり一般的に高いアルコールと思いボディを連想させる同地のワインとは格段の差があります。
サンスフルは勿論。
極力何もしないアプローチがヤウマのスタイルです。

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