スモールフライ タンジェリン・ドリーム 2020
国:Australia (オーストラリア)
地域:South Australia (サウスオーストラリア)
品種:Semillon (セミヨン) 40%
Pedro Ximenez (ペドロ・ヒメネス) 35%
Riesling (リースリング) 15%
Roussanne (ルーサンヌ) 5%
Muscat (マスカット)
Marsanne (マルサンヌ)
Chardonnay (シャルドネ) 5%
タイプ:Orange (オレンジ)
栽培:バイオダイナミック
SO2:ボトリング時に少量添加
度数:11.5%
インポータコメント
ブドウは品種ごとに6段階に分けて収穫され、それぞれ除梗・破砕され開放タンクで野生酵母によって混醸。
約3週間スキンコンタクトの後プレス、ステンレス/オーク樽にて熟成。
最終的にブレンドされ、ごく少量の酸化防止剤と共にボトリング。
ノンフィルター、清澄剤不使用。
■生産者
SMALLFRY WINES (スモールフライ ワインズ)
本拠地:オーストラリア・サウスオーストラリア
作り手:ウェイン・アーレンズ
ワイナリーは南オーストラリア州のバロッサヴァレー。
設立が2005年と若いワイナリーですが、Ahrens 家は5世代にわたりブドウを栽培してきた歴史を持っています。
ヴィンヤードはバロッサ北部のヴァインヴェールと標高450mほどのハイイーデンにあり、バイオダイナミックの認証を取得しています。
Smallfry は2010年にJames Halliday/Australian Wine Companion においてOne of Ten Dark Horses また Max Allen にThe future Maker に選ばれており今後の活躍が期待されます。
2019VT はまさに”苦難とリターンの年”。
年間を通しての降水量は例年の僅かに半分ほどで、極めて乾燥した春から始まりました。
11 月 には 40mm の雨が降りホッと一息をつけましたが、夏になるとまた暑く乾燥した気候が続きました。
セミヨンに関しては霜害の影響が酷くかなり収量が減ってしまったため、2019VT には近隣の畑(平均樹齢50年、砂質土壌でバイオダイナミックの畑、認証はなし)からブドウ を一部買うことになりました。
最も難しかったのは収穫のタイミングで、非常に厄介なことに様々な品種の収穫タイミングが一度に揃ってしまったため、それぞれ適切に収穫するためにはまさにスタッフのハードワークが必要となりました。
幸いなことにスモールフライでは収穫のための充分な人員(多くの日本人スタッフが働いてくれています)がおり、またちょうど醸造設備への投資をしていたことでこの難しいシーズンを満足のいく結果に終わら せることができたといいます。
2019 年は例えば 2007 年や 2013 年と同じくらい難しいヴィンテージでしたが、結果的には過去のヴィンテージよりも上手く対応でき、 より凝縮した果実を得ることができました。
(ウェイン曰く、今後もこのような条件になるヴィンテージが増える可能性もあるので、そのための対応を進めていかなければならないとのこと)