[2700] Les Aurieges 2019 Domaine de Clovallon / レ・ゾリエージュ 2019 ドメーヌ・ド・クロヴァロン

3,650円(税込4,015円)

レ・ゾリエージュ 2019

  国:France (フランス)
 地域:Languedoc (ラングドック)
 品種:Riesling (リースリング) 65%
    Clairette (クレレット) 15%
    Viognier (ヴィオニエ) 10%
    Petit Manseng (プティ・マンサン)
    Petite Arvine (プティット・アルヴィーヌ) 10%
タイプ:Orange (オレンジ)
 栽培:ビオディナミ
 認証:ユーロリーフ
 SO2:2mg/L
 度数:12.5%

インポータコメント
強烈なオレンジのニュアンスを伴った黄金の色合いで、ごくわずかに濁りがある。
柑橘果物のテルペンや熟した洋梨、乾燥したオレンジの皮、薬草植物の強い香り。
口中は緊張感がありフィニッシュに至るまでフレッシュ感がある。
よく熟した凝縮感のある素材によって、口当たりは柔らかく、果物の砂糖漬けや柑橘果物の樹皮、生姜やキナ種酒の苦みなどのニュアンスが感じられる。
しかし、オレンジワイン特有の重さは感じられず、そ れぞれの要素が突出することなく見事にバランスが取れている。
香辛料の効いたソースを添 えたオマール海老やリー・ド・ヴォー、若鶏などの料理に良く合うでしょう。
冷やし過ぎるとタン ニンや皮の苦みが強くなるので、15°Cくらいでサービスしてください。


■生産者
Domaine de Clovallon (ドメーヌ・ド・クロヴァロン)
本拠地:フランス・ラングドック
造り手:カトリーヌ・ロック

ドメーヌ・ド・クロヴァロンは Catherine Roque カトリーヌ・ロックによって 1985 年に創設されました。
建築家をしていたカトリーヌ は、ラングドックのフォジェールの北隣の村 Bedarieux ベタリューに畑付きの自宅を 1985 年に購入。
独学でブドウ栽培とワイン造りを学びながらドメーヌの経営を始めました。
当時、畑にはアラモンといったラングドックの大量生産用のブドウが植えられていましたが、 ドメーヌの畑は標高 250〜400 メートルの高地で、ラングドックでも冷涼なミクロクリマで、 畑は北向きの緩やかな斜面に位置していました。
このため、ドメーヌの畑には南仏の品種よりも、冷涼は気候の品種が向くと直感したカトリーヌは、1985 年にシャルドネを、1988 年 にヴィオニエを、1989 年にはピノ・ノワールというように、通常冷涼な気候で栽培される品種を次々に植樹していきました。
ヴィオニエなどは、ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネイの畑に出向き、穂木を譲り受けてドメーヌの畑に植樹するほどの情熱を傾けて栽培を始めました。
また、ピノ・ノワールに関しては、ラングドックで初めてピノ・ノワールが植樹したのが、ド メーヌ・ド・クロヴァロンでした。
というのも、当時、まだピノ・ノワールはヴァン・ド・ペイ・ドック の指定品種に認定されていなかったのです。
自身の畑におけるピノ・ノワールの可能性を信じたカトリーヌは、INAO に陳情などを働きかけ、最初は実験という名目で許可を得てピノ・ ノワールを栽培していきました。
その後、ドメーヌで栽培されたピノ・ノワールから造られたワインの品質の高さが認められたことによって、ピノ・ノワールはヴァン・ド・ペイ・ドックの品種として 正式に INAO に認められるようになったのです。
つまりカトリーヌは南仏のピノ・ノワールの パイオニアであり、母である存在なのです。

ドメーヌ名の Clovallon クロヴァロンとは、南仏の方言で「谷あいの窪地」を意味します。
設立当時、ドメーヌの建物があった場所が、谷あいの窪地に位置していたためこの名前が 付けられました。2011 年からは、イタリアのアンジェロ・ガヤ、タスマニアのステファノ・ルビアナ、 スイスのビオディナミの大御所マリー=テレーズ・シャパーズなどで修行したカトリーヌの娘の Alix アリックスがドメーヌに参画し、母と娘の二人三脚でドメーヌを運営しています。

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