シュナン ブラン 2020
国:Australia (オーストラリア)
地域:Westem Australia (西オーストラリア)
品種:Chenin Blanc (シュナン・ブラン)
タイプ:White (白)
度数:12.5%
インポータコメント
このキュヴェに使用するフルーツは2020からMargaret River【マーガレット リヴァー】の最も価値のある地区でであるWillyabrup【ウィリーアブラップ】にある小さなオーガニックヴィンヤードから収穫されています。
周囲を森に囲まれたこの畑は、夜になるとカンガルーが何頭も現れるラギッドなスポット。
フルーツはホールバンチプレス。
そしてステンレスでは無く古樽(一部敢えて新樽も使用したそうです)を使った野生発酵。
ラッキングと熟成を重ねてボトリング。
グレープフルーツやライムの香りと、この生産地独特な洋梨やレモングラス、ハーブの個性が混在しています。
樽の香ばしさが仄かに香り、まるでキーライムパイの様なニュアンス。
ジュース自体のエネルギーを強く意識させてくれる味わいで、既に2年のボトル熟成を経ていますが先々香りがタペストリーの様に複雑になって行く事でしょう。
■生産者
Dormilona (ドーミローナ)
本拠地:オーストラリア・西オーストラリア
スペイン語で「ぐうたら」を意味するワイナリー名、ましてや西オーストラリアと言えばサーファーの天国、恐らく野放図なメンズが立ち上げたワイナリーだとばかり思っておりましたが。
ワインメーカー兼オーナーはJo Perry【ジョー ペリー】、聡明で美しい女性でございます(Josephineの愛称がJoです)。←エアロスミスとは一切の関係ございませんw
西オーストラリア最古のワイン生産地スアン ヴァレー出身の彼女は、お爺さんがビールメーカー。彼の影響で「醸造」に興味を持った彼女は14歳の時に地元の雄ケープ メンテルのビンテージに参加、同じ年には自宅の庭から収穫したアプリコットでワインを作る様な行動力の塊だったそうです。
南オーストラリアで醸造学を学んだ後にヨーロッパ行脚をスタート。
ボルドーを皮切りにブルゴーニュ、ローヌ、スペイン、ニュージーランドと渡り歩き、自身のワインレーベルを立ち上げる迄は再びスペインへと戻り、Riax BaixasのBodega Vina NoraとPazos del Reyで雇われの醸造長を務めていました。
そして故郷を離れて10年が経過した2012年、Joはホームへと戻り自分自身の畑とワインを確立する事を決意、そこで誕生したのがこのDormilonaです。
実はDormilona、彼女がCommuen of Buttons【コミューン オブ ボタン】のJasper Button【ジャスパー ボタン】と同時にオーストラリア若手優秀醸造家賞"YOUNG GUN"に輝いた2016年から日本へのアプローチは開始されていたのですが、2020年になりやっとリリースされることが決定!
待ちに待ったとはこのこと!