ベリチオ・デル・シルカ 2021
国:Italy (イタリア)
地域:Toscana (トスカーナ)
品種:Vermentino (ヴェルメンティーノ) 40%
Malvasia (マルヴァジア) 30%
その他 30%
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
SO2:ボトリング時に必要最低限
度数:12%
造り手より
このキュヴェは自然の四大要素の中の『風』を象徴しているワインです。
『ベリチオ・デル・シルカ』とは古いトスカーナの方言で「悲惨な悲鳴」を 意味します。
このワインが栽培される区画は、ブドウ木が畑の傾斜に対して水平に植えられ ています。
このため、強い風が吹くとブドウ木がナイフのように風に切り裂かれ、支柱のワイヤ ーに触れて「悲鳴のような」音を発することが名前の由来です。
狂暴な風ですが、畑の生物多様性を促してくれます。
この区画だけで 10 品種のブドウがランダムに栽培されているため、その年のブドウの出来によって、毎年、異なるスタイルのワインが造られます。
エチケットのイラストはこの悲鳴のような風に触発された人の顔を表しています。
インポータコメント
薄いイエローの色合い。
レモンやグレープフルーツなどの黄色い果物の香りに貝殻などのミネラルのノート。
柔らかくフルーティな口当たり。
黄色い果物の心地良い果実を感じ るエレガントでフィネスのある味わい。
心地良い余韻には微かな苦みとミネラルが残る。
■生産者
Manuel Pulcini (マヌエル・プルチーニ)
本拠地:イタリア・トスカーナ
マヌエル・プルチーニはローマ生まれの現在34才。
自然にワイン造りに関心を持ったマヌエルはピサ大学でワイン醸造学の学位を取得。
その後、モンタルチーノのフォンテレンツァなどのビオディナミを実践するトスカーナの幾つかのワイナリーで働き、ビオディナミとナチュラルワイン造りへと惹かれていきました。
トスカーナのルッカ近郊に約2.3ヘクタールの耕作放棄されたブドウ畑を借りて2017年1月に自身のワイナリーを設立しました。
マヌエルが目指したのは、ブドウ畑に新しい生命を吹き込み、現代的醸造学のワイン造りから解放された、自然を尊重したワイン造りのプロジェクトでした。
醸造においては、人為的介入を最小限にし、化学的な技術や人工添加物は一切使わずに、野生酵母による自然な発酵でワイン造りを行っています。
SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために必要最低限のみ添加しています。