カルミン 2019
国:Austria (オーストリア)
地域:Steiermark (シュタイアーマルク)
品種:Blauer Wildbacher (ブラウワー・ヴィルトバッハ―)
タイプ:Pink (ロゼ)
栽培:バイオダイナミック
SO2:無添加
度数:13%
インポータコメント
2019年は夢のような気候。
畑作業に最も適した天候に恵まれ、焦らず、余裕を持ってぶどうの世話が出来、雨はあまり降らず、日差しが多かった年。
収穫時期も完璧な気候だったとフランツ!
赤系の熟れた果実香りが噴水の様に溢れ出し、大振りのブルゴーニュで飲みたくなるロゼ!!
ピンクグレープフルーツや佐藤錦(サクランボの王様)のような果実、豊かで磯っぽいミネラルも長く続く。
思わずため息がこぼれてしまう、贅沢でゴージャスなロゼ。
■生産者
FRANZ STROHMEIER (フランツ・シュトロマイヤー)
本拠地:オーストリア・シュタイアーマルク
まるで、舌から体中に、液体のエネルギーが押し上げてくるよう!
衝撃が続くワイン「シュトロマイヤー」の畑は、ハンガリー国境までたった80km、オーストリア南の山中にある。
2000mのアルペン山脈からは冷たい風が吹き続け、複雑な微気候の恵みは想像以上!
標高が高く、オーストリアの中でも収穫は最も遅いエリア。
まるで、オーストリアのジュラ!
【畑について】
「畑に行って驚いた!全くの不耕作。下草は伸びまくり、ブドウが森と化しつつある。
畑によっては、グルグル伸びまくった枝に、点々と付くブドウ房。」
「(そこにジャガイモがあるぞ)と言われ、掘るとまるで菜園。
恐ろしいほどに、自然と一体になった畑のエネルギーに立ちすくんだ。
20年来世界のナチュラルな畑を見てきたが、初めてだ!」
オーストリアは、ビオディナミを提唱したシュタイナーの影響からか自然派ワインが多いイメージだが、やはりフランス、イタリアと同じように少数派のよう。
「農薬、SO2の使用量が多い生産者は普通にいるよ。
オーストリアでは、自分のワインは理解されないことが多いな(笑)」とフランツ。
【自然派グループの「シュメック・ダス・レーベン」の一員】
この地域で共通の哲学を持った超尖った自然派グループが「シュメック・ダス・レーベン」。
たった5人で構成され、アンドレアス・ツェッペはもちろん、ゼップ・ムスタなどが所属している。
このグループは商業的・プロモーション目的ではなく、ブドウ栽培の研究のために、情報交換を行っている。
しかし、ワインは皆、我が道を行くスタイル!