マカイア 2018
国:Italy (イタリア)
地域:Piemonte (ピエモンテ)
品種:Nebbiolo (ネッビオーロ) 50%
Barbera (バルベーラ) 50%
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオロジック
SO2:瓶詰め前に限り必要最小限
度数:14.5%
インポータコメント
「マカイア」とはリグーリアの方言で、ジェノヴァ湾で発生する、特定の気象条件のことを言います。
湿度が高くどんよりとした空の天候を指します。
航海や気象学の用語に使われていましたが、時が経つにつれて、人間の感情を示す比喩的な意味を持つようになり、「怒りと混じり合ったメランコリーな気分」を表す言葉として使われるようになりました。
エチケットデザインは、アイルランドの芸術家スティーブン・ティトリに手によるもので、アイルラ ンドの伝統的な船乗りの入れ墨をイメージしています。
海とリグーリア湾、メランコリーな気分、帆船、灯台などをマカイアの言葉と結び付けています。
ミディアムガーネットの色合い。
レンガがかったエッジ。
バラや皮、チェリー、スグリ、微かにリキュールを思わせる香り。
柔らかいアタックに続く口中にはバルベーラに由来する旨味と果実味が広がり、ブラックベリーや微かにオリーブのノートが感じられる。
フィニッシュにはネッビオーロに由来する心地良いタンニンと共にジューシーな旨味が長く余韻に残る。
■生産者
Matunei (マトゥネイ)
本拠地:イタリア・ピエモンテ
マトゥネイは2015年に誕生した小さなファームです。
ブドウの他に、オリーヴオイルや古代小麦やライ麦などを栽培しています。
アルベルト・ブリニョーロと妻のカルラは、四季の移ろいの中で仕事と人間が密接に絡み合っていた古来の仕事を通して、現代人が忘れてしまった人生の瞬間を取り戻しながら、持続可能な農業の新しい形態を再発見したいという想いから、それまでしていた仕事を辞めて、人口100人に満たない小さな村アルフィアーノ・ナッタに移住し、カルドナの丘の耕作放棄地と古いブドウ畑を引き継いで農業を始めました。
二人は、地場のローカル品種を栽培して、ナチュラルワインを造っています。
栽培はビオディナミの手法も取り入れたビオロジックで、醸造面でも添加物は一切使わずに、野生酵母で発酵を行っています。