グランド・ランド 2019

  国:France (フランス)
 地域:Rhone (ローヌ)
 品種:Grenache (グルナッシュ)
    Carignan (カリニャン)
    Cinsault (サンソー)
    Clairette (クレレット)
タイプ:Pink (ロゼ) 、Petillant Naturel (ペティアン・ナチュレル)
 SO2:無添加
 度数:14.5%

インポータコメント
今まで同じ名前で白のペットナットを造っていましたが、今回のヴィンテージではロゼにチャレンジしています。
収穫後の瓶詰めする前に3日間の短いマセラシオンを行いました。
メトード・シャンプノワーズという手法で瓶内二次発酵させています。
このスパークリングは個性豊かで泡が強く、とてもフルーティーです。
ペットナットはアペロのイメージが強いですが、このワインはアペロだけでなく食事中にも飲んでも非常に相性がいいです。


■生産者
Terres du Gaugalin (テル・ドゥ・ゴウガラン)
本拠地:フランス・ローヌ

【ストーリー】
ワイン造りの構想は農業生態学を学ぶために大学に入学した時から始まりました。
二人はさまざまな現場での体験やインターンシップを経て、ガール地方(南ローヌ)で3haの美しい古いブドウ畑を見つけ、2018年に定住してテル・ドゥ・ゴウガランを創設することにしました。
土壌を生き物と捉え、ブドウを有機栽培で育て始めました。
ナチュラルワインに出会ってからは、他の方法でワインを作ることは考えられなかったと言います。
そしてファーストヴィンテージとして3つのキュヴェが生まれました。
しかし、2020年にイタリアの国境にほど近いオート=アルプ県のクレヴーへの移住を決断します。
カナダの山中で一緒に暮らしたこともあり、自然豊かな環境がとても恋しかったのです。この移住は、彼らの新しい冒険を始める動機にもなりました。クレヴーの気候と地質が非常に興味深く、二人の好きなタイプのワインを作るのに適しているという事実を知ったと同時に古い放置されたブドウ畑を見つけたのです。
安価に新しい畑を手に入れた二人が管理しているブドウの木は、デュランス川の上流、標高800mから1,000mの間に植えられています。
最初の年は馬による耕作を除いて、機械を一切使用せずに放置されたブドウの木を復元す
るために多くの手作業を伴いました。
将来的なプロジェクトは、ブドウ畑の修復を続け、モラールと呼ばれるローカルブドウやモンドゥース・ブランシュ、ペルサンなどの高山ブドウを植えることです。
その間、引き続きガール地方の畑も管理しています。
ブドウの成⻑には1か月の違いがあるため、両方のブドウ畑を連携して管理することができると言います。

【農業】
古いブドウの木(樹齢約50年以上)は、ローヌ渓谷のほとりに沿った丘の上にあります。
ブドウは、数え切れないほどの種類の木々や低木に囲まれ、ヴァントゥ山の遮るもののない景色を望む石灰岩と粘土の段々畑に植えられています。
農業は有機農業です。

【ワイン造り】
彼らの最初のキュヴェは2018年の「グランド・ランド」でした。
その後、2019年に「デフェルラント」と「クレア・オブスキュ」を生産。
ブドウは手摘みで収穫され、発酵は天然酵母のみで行われます。
ワインはノンフィルターで清澄材もSo2の添加もありません。

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