ラウル 2017
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Syrah (シラー)
タイプ:Red (赤)
SO2:無添加
度数:13%
インポータコメント
全房で10日間のマセラシオンカルボニック。
ステンレスタンクで18ヶ月間発酵と熟成。
2022年1月に販売いたしましたアイテムの再入荷となります。
前回のリリース時に比べて、より繊細で複雑性や旨味が増した味わいへと変化しています。
仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。
苺やフランボワーズ、クランベリー、いちじくなどのドライフルーツを想わせるやや充実した甘やかな香りに、ポプリや枯葉、土、黒糖、オールスパイスなどの香りが感じられ複雑性に富んだ印象を受けます。
色合いや香りからも軽やかで繊細な口あたりであることが伺えます。
冷涼感のあるライトタッチで、ドライ苺などの甘やかな風味をほどよく感じる赤い果実の風味に、木の皮、クローブやオールスパイスなどの芳ばしさや甘苦いニュアンスが重なり、コク深く複雑な味わいでしっとりと落ち着きのあるこなれた様子が伺えます。
アフターにかけて梅かつおのような旨味感が残り、奥行きが感じられる上品な仕上がりです。
■生産者
Le Mazel (ル・マゼル)
本拠地:フランス・ローヌ
ローヌ南部アルデッシュの小さな村ヴァルヴィニエールに位置しており、現在20haのブドウ畑を所有しております。
ブドウ栽培は祖父により1919年から始まり、父や現当主のジェラルドにより大きく成長しました。
ジェラルドは、1984年より父の元で働き始めました。
当時、ブドウはヴァルヴィニエール協同組合のワイナリーへ卸していました。
80年代に入り化学肥料や農薬、除草剤などが蔓延しただけでなく、販売率を優先したワイン造りや不自然なワイン造りが多くなっている時代でした。
そのような時に、ジャック・ネオポールとマルセル・ラピーエールに出会い、化学肥料や亜硫酸、培養酵母などを使わず自然で高品質なワインを造る事が出来ると知り、1997年より自ら醸造を手掛けるようになりました。
100%天然酵母、酵素やビタミン、亜硫酸の無添加。清澄やろ過も行っておらず出来るだけ自然な造りを心がけ、フルーティーで香り豊かなワインを造る事を心がけています。