ニグリンヌ 2022
2024年11月入荷
国:France (フランス)
地域:Cahors (カオール)
品種:Cabernet Franc (カベルネ・フラン) 59%
Malbec (マルベック) 18%
Cot a Pied Rouge (コット・ ア・ピエ・ルージュ) 11%
Prunelart (プリュヌラール) 8%
Negrette (ネグレット) 3%
Jurancon noir (ジュランソン・ノワール) 1%
タイプ:Red (赤)
土壌:キンメリッジ階の石灰砂利土壌
栽培:ビオディナミ
SO2:必要最小限のみ添加
度数:12%
インポータコメント
4〜5日違いで手摘みで収穫した異なる品種のブドウを全てアッサンブラージュしてセメントタンクで野生酵母のみで一緒に発酵。
発酵終了後、古樽に移し、マロ発酵とシュール・リーの状態で熟成。
醸造添加物は一切加えずに醸造。
無清澄で瓶詰め。
SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。
2022ヴィンテージの収穫日は9月20〜23日。
総生産量は4,159本+マグナム200本。
2024年2月時点のSO2トータルは34mg/l。
アルコール度数12度。
Nigrineニグリンヌとは、フランス語で地中に存在するミネラル成分の一種の名称です。
■生産者
Laroque d’Antan (ラロック・ダンタン)
本拠地:フランス・カオール
Domaine Laroque d’Antan ドメーヌ・ラロック・ダンタンは、地質学の世界的権威リディア&クロード・ブルギニョン夫妻が 2002 年に南西地方のカオールに土地を購入して、創設し たドメーヌです。
90 年代から、DRC、ルロワ、ルフレーブ、ジャック・セロスなど世界の超一流ドメーヌの畑の土壌分析をしてきたブルギニョン夫妻は、いつか引退した後に自分自身でワイ ン造りをしたいという夢を抱いていました。
しかし、ブルゴーニュの土地は高騰して手に入れ ることはもはや不可能でした。
1993 年、ある南西の造り手の畑の土壌分析をしたことがきっかけで、二人はカオール地方のブドウ畑の素晴らしさに魅了されます。
その後、何度もこの地を訪れた二人は、カオー ル地方のブドウ畑が 130 年前にはフランスで二番目のブドウ栽培面積があったこと。
しかし、 フィロキセラ禍で実に 99.5%近くが荒廃してしまったこと。
さらにカオール地方のコース(台地) のテロワールはブルゴーニュに比肩する素晴らしいテロワールであることを発見したのです。
現在、カオールのブドウ畑は大きく二つのテロワールに分かれています。
一つは、ロット河 岸辺の肥沃な段丘の畑。
もう一つは地元でコース(台地)と呼ばれる高台にあるテロワ ールです。
実はフィロキセラ禍以前、ブドウが栽培されていたのは、石灰岩を多く含む痩せた土壌であるコース(台地)のテロワールでした。
ブルギニョン夫妻が、ブルゴーニュのテロワ ールに比肩すると断言しているのも、まさにこのコース(台地)のテロワールなのです。